しばらく休館して工事中だった大阪市立美術館がリニューアルオープンしました。
大阪市立美術館は1936年の開館。シンプルながらも重厚な建物です。
リニューアルを記念して全館館蔵品大放出の展覧会が開かれました。
https://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/whats_new
わくわくしながら1階の第1会場に入りますと。
「近世の風俗画」
洛中洛外屏風、江戸時代の美人画…全くテンションが上がりません。見る気がしません。
なので流して次の部屋に行きますと、金工品が並んでいます。
古代中国の青銅器だー!途端にテンションが上がります。青銅の大きな鼓もあります。
そこに紛れ込む日本の銅鐸…。うーん。
海獣葡萄鏡で気を取り直します。
戦国時代〜三国時代の帯鉤がいっぱいあります。これ、どうやって帯を留めてたのかなーと想像します。
古墳の調査でもたらされた副葬品もいろいろ。
タイの壷まであります。
イランの切子ガラス、エトルリアのテラコッタ。
日本の仏画、経典。
1階の反対側の第2会場へ行きます。
中国の仏像だー!大阪市立美術館といえばコレ。特に北魏仏のコレクションが素晴らしくて、今まで何度か見たことがあります。何度見てもすてき。隋代の如来は「白鳳仏につながる造形」と書いてありましたが、確かに似てますね。やはり日本の仏像を研究するには中国の仏像も研究しなくてはいけないと思います。
リニューアルを祝って乾杯…ということで酒器コレクション。
江戸時代の蒔絵が多いです。きれいなことは認めますが、やはり素通り。
中国の石碑の拓本特集も。
2階に上がって第3会場。
中国の書画!やったー!
しかし清の時代が多い。中華民国もあります。もうちょっと古い時代の方がいいな。
その中に3mを越える巨大山水画が3点ほどありまして、あまりにも大きすぎて今まで展示できなかったそうな。今回これらの書画を展示できる大きな展示ケースをしつらえたそうです。
それから陶磁器が並ぶ部屋。
鍋島焼、伊万里焼、有田焼。「なんでも鑑定団」でよく見るような焼き物だなーなどと。
「近世の動物画」
「なんでも鑑定団」で時々出て来る森狙仙の猿の絵もありました。これが本物かー。
2階のもう半分、「第4会場」では住友コレクションが展示されています。近代の日本画です。上村松園の「晩秋」があった!
堂本印象の「如意輪観音」がとても美しいです。
富本憲吉を中心とする近現代のうつわ。
赤楽、黒楽、備前、志野…。
そして最後が「大阪の洋画」
大阪の画家による大正〜昭和初期の絵です。佐伯祐三も1点あります。
地下鉄の工事の絵もあります。現在の梅田のヨドバシカメラのあたりだそうです。
最後の最後に一部屋「広報大使就任記念」
このたび広報大使に任ぜられたのは青銅鍍金の「羽人」です。生まれたのは後漢時代。当時流行したボードゲームに使われたものと思われます。今回大使に就任し、イメージキャラクターとして活躍する…はず。館内でいくつかキャラ化した絵を見ましたが、活躍はまだ控えめ。
さすがに館蔵品大放出だけあって、脈絡ないぐらい色々な展示物が次々と出て来る展覧会でした。
館蔵品はいくつものコレクションで成り立っています。独自の美意識で収集されたコレクションが様々な経緯でここにもたらされました。
https://www.osaka-art-museum.jp/about/collection
最後はミュージアムショップ。あまり広くありません。グッズ開発はまだまだこれからでしょうか。
館内はすっかりきれいになり白を基調にしたスッキリした空間が広がります。
これからどんな展覧会が開かれて行くのか楽しみです。
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