mixiユーザー(id:19325581)

2024年04月06日00:00

5 view

イザヤ15-16章

【イザヤ15-16章 モアブに下される主の裁き】
モアブというのは,ロトの長女の長男である(創世19:37参照)。この民は死海の東側のゼレド川の北部に定住していた。モアブ人はイスラエルの民といとこ同士であった。しかし,両者の間には常時戦いがあり,主はモアブ人をイスラエルの民を懲らしめる道具として使われた。しかし,モアブ人の罪悪が主に受け入れられているなどという考えをイスラエルの民が持つことのないように,イザヤはこの2章においてモアブ人の行く末を明らかにした。またイザヤは,いつの日か主はイスラエルと交わした聖約を思い起こして世界中からその民を集め,永遠にその聖約を確立するが,その一方,モアブは滅びの宣告を下されることになると預言した。この意味で,モアブもまた邪悪な世界を象徴している。その日には,その力ある町々も,豊かな交易路も,隣国間でひときわ高かった地位も,皆立ち行かなくなり,あらゆるものが滅ぼされてしまうのである。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する