【イザヤ3:24-26 シオンの娘らに下される罪の実】
預言者イザヤは,以前の美しさと裁きの結果とを対照的に描いている。その邪悪な行いのために,彼女たちの美しさや誇り,はやりの服装は悲劇となり,災難となり,屈従となる。24節の帯というのは,上着を押さえるために使われる帯のことである。カイルとデリッチは,帯に置き換えられる縄というのは,奴隷をつなぐために使われるものであると説明している。荒布というのは黒やぎの毛で編んだ,喪に服するときに身にまとう大きな布である。「焼き印」というのは,奴隷になったときによく押される登録の焼き印を指す。以上のことから,カイルとデリッチはこの節を次のように翻訳している。「芳香は変わって腐臭となり,帯は変わって縄となり,晴れ着は変わって荒布となり,美しさは変わって焼き印となる。」(『注解』7:1:147)
ログインしてコメントを確認・投稿する