7.5/10
クリストファー・ノーラン監督脚本
キリアン・マーフィ エミリー・ブラント ロバート・ダウニー・Jr
オールデン・エアエンライク スコット・グライムズ ジャック・クエイド
フローレンス・ピュー ゲイリー・オールドマン マット・デイモン
ラミ・マレック
ベニー・サフディ ジョシュ・ハートネット ケイシー・アフレック
ジェイソン・クラーク ディラン・アーノルド トム・コンティ
ジェームズ・ダーシー デビッド・ダストマルチャン
ダイン・デハーン オールデカン・アーレンライヒ
トニー・ゴールドウィン ジェファーソン・ホール
デビッド・クロムホルツ マシュー・モディン
ケネス・ブラナー
マティアス・シュヴァイクホファー アレックス・ウルフ
マイケル・アンガラノ
原爆の父オッペンハイマーを描いたクリストファー・ノーランの作品。
ノーランのダンケルクのように史実に沿っていて、ダンケルクのような編集の
テクニックでみせるわけではない。
原爆を作ることで世界を永遠に変えてしまった男(マーフィが素晴らしすぎる)
の心情に寄り添うだけで映画はとてもドラマチックになった。
3時間つかって最初にオッペンハイマーの物理にとどまらない知性を描写する
という丁寧さに感服。
トリニティ実験の再現の緊張感、異様な原爆の姿、そのまま
ノーランのフィルターを通すとそのスケール感からノーラン映画そのもの。
キャストのもの凄くて、マーベル映画より豪華だし、ロバート・ダウニー・Jr
(本作では米国政府原子力委員で後にオッペンハイマーに敵対する政治家
ルイス・ストロースを演じている)も本当にやりたいのはこういう映画だろう。
広島、長崎のシーンが無いのは、あくまでオッペンハイマーが体験したことだから
ということではないだろうか。
その代わり自分が水爆を落とした都市の名前も言えない、ゲスな人物である
トルーマン(オールドマンの俗物ぶり)が出てくることで日本人としては正しく原爆
について描いた、変な偏りのない映画だと思った。
テーマに対してノーランの誠実さを感じた。
政治的な意図に左右されない科学者の姿勢というものを考えさせられる。
逆に日本だと日本を貶める学者に政府がお金を出しているわけだけれど。
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