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2022年11月29日00:00

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黙示6:6

【黙示6:6 「小麦一升は一デナリ」】
ここに述べられている小麦と大麦の価格計算は,今日のわたしたちにとっては奇妙に思われるかもしれない。しかしヨハネの時代の貨幣価値と慣習を知っていれば,その声が宣言した事柄をよく理解することができる。ヨハネの読者はそれをはっきりと理解していたことだろう。1ますは現在の量り方ですれば約1リットルに当たり,1日分の量に相当した。デナリはローマ貨幣の小さな銀貨であった。それを今日の貨幣と比較することは困難であるが,1デナリが当時の1日の労賃に相当したことは知られている。したがって,1日分の食糧を買うためには1日の賃金を払わなければならない。このことから,当時飢饉のために食糧が高騰していたことが分かる。大麦ならば1デナリで3ます購入できた。しかし大麦は人のためには粗雑な穀物であり,ひどい飢えに苦しんだ人々だけが一般にこれを食していた。
馬に乗っていた人が手にはかりを持っていたことから,食糧の受け渡しが厳密に行われたことが分かる。マッコンキー長老によれば,「オリーブ油とぶどう酒とを,そこなうな」という言葉から,当時の飢饉の下にあっても人間が完全に滅びてしまわないほどの食糧は保たれたということが分かる。
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