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2021年12月28日08:16

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ジャンボ鶴田怪物伝説(982)

88年「スーパー・パワー・シリーズ」参加外国人レスラープロフィール、リック・モートン&ロバート・ギブソン組のロックンロール・エキスプレス編の続きです。

84年、ミッドサウス地区の団体間における選手トレードにより、ビル・ワットの主宰するルイジアナのMSWA(後の米国版UWF)に移籍(円満トレード)。同じくCWAから移籍してきたたボビー・イートン&デニス・コンドリーのミッドナイト・エキスプレスとのミッドサウス・タッグ王座を巡る抗争劇がミッドナイトのヒールマネージャー、ジム・コルネットの絶妙な乱入ぶりも観客のヒートを買い人気を集め、新世代のタッグチームとして注目を集めることになりました。

MSWAではテッド・デビアス、スティーブ・ウイリアムス、ヘラクレス・ヘルナンデスの大型ユニットともミッドサウス・タッグ王座を争いました。

85年下期より、ジム・クロケット・ジュニアの主宰するクロケット・プロの地盤であるNWAミッドアトランティック地区に移籍。7月9日のノースカロライナ州シェルビーにおけるデビュー戦でクラッシャー・クルスチェフ&イワン・コロフ組のザ・ロシアンズを破り、移籍早々にNWA世界タッグ王座を獲得。以降、同地区のタッグマッチ戦線において今回来日するアニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズと並ぶベビーフェイス陣営の要となりました。

主に若い男性層の人気を集めていたウォリアーズに対し、女性や子供の観客からの絶大な支持に支えられ、86年には専門誌「プロレスリング・イラストレーテッド」の 「タッグチーム・オブ・ザ・イヤー」(日本で言う東スポプロレス大賞年間最優秀タッグチーム賞)を受賞するなど80年代を代表するタッグチームとして成功しました。

NWAクロケット・プロ年間最大のビッグショーである「スターケード」には1985年の第3回大会から3年連続で出場し、ロシアンズ(ニキタ&イワン・コロフ組)、ミネソタ・レッキング・クルー(オレイ&アーン・アンダーソン組)、そして因縁のミッドナイト・エキスプレスと激闘を展開。リック・フレアー率いるフォー・フォースメンとも抗争し、モートン、ロバートともそれぞれシングルでもフレアーのNWA世界ヘビー級王座に挑戦して敗退しています。

また、前87年4月に開催された第2回タッグ五輪「ジム・クロケット・シニア・メモリアル・レスリングカップ」トーナメント では、日本から遠征してきた馬場と高木功のチームと準々決勝で対戦し勝利。今回待望の初来日が実現したものです。

終盤戦6月9日、群馬県桐生市民体育館と最終戦6月10日、日本武道館の2大会特別参加のインターナショナル・タッグ王者チーム、アニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズ(マネージャー、ポール・エラリング)は前87年10月「創立満15周年記念ジャイアント・シリーズ」終盤戦以来7か月ぶりの来日。

前回はジャパンプロレス解散で急遽結成された鶴田&谷津嘉章組の五輪コンビの挑戦を受け、12分16秒、両チームリングアウトの引き分けで防衛。今回はPWF世界タッグ王者チームとの統一戦が実現します。

日本側ですが、5月10日、タイガーマスクが馬場夫妻の媒酌で結婚式を挙げました。その会見の席上でタイガーマスクの正体が三沢光晴(当時25歳)である事を公表しました。新婦はミス映画村の女優・椎名友美こと旧姓・安倍真由美さん。試合は今まで通りマスクを被りタイガーマスクとして行います。

シリーズのタイトルマッチ、ビッグマッチは6月4日、札幌中島体育センターで鶴田&谷津組がPWF世界タッグ王者チームの天龍&阿修羅・原組の龍原砲に挑戦、札幌大会終了時点でのPWF世界タッグ王者チームがシリーズ最終戦6月10日、日本武道館でインターナショナル・タッグ王者チーム、ウォリアーズと王座統一戦で対戦が決定。

先の「チャンピオン・カーニバル」でのシングル三冠統一戦に続き、馬場はタッグ王座の統一も英断しました。

新日本プロレスとの興行戦争ですが、新日本プロレスは全日本プロレスから遅れること6日後の5月20日、後楽園ホールで「IWGPチャンピオン・シリーズ」を開幕させます。

両国国技館が使えない為、東京の大会場での興行はありません。後楽園ホールは先攻が全日本プロレスの5月15日日曜日、新日本プロレスの開幕戦が5日後の20日金曜日。全日本は1回だけですが新日本は5月25日水曜日、6月19日の日曜日にも後楽園ホール大会を開催、ニアミスは後楽園ホールのみ。

新日本は東京の大会場はない代わりに5月27日、仙台・宮城県スポーツセンター、6月10日、広島県立体育館、6月23日、横浜文化体育館、6月24日、大阪府立体育会館、最終戦6月26日プロレス初使用となる名古屋レインボーホール(名古屋市総合体育館)に進出と東京以外の大会場が目白押し、全日本プロレスと真っ向勝負となります。
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