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2021年08月03日06:54

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ジャンボ鶴田怪物伝説(835)

87年「創立15周年記念新春ジャイアント・シリーズ」第8戦、1月10日大阪城ホール(テレビ生中継、観衆9,100人発表)大会。

前86年は、3回の同会場大会を開催、3月4日(長州力&谷津嘉章組vs鶴田&天龍組のインターナショナル・タッグ選手権試合)が8,800人、6月5日(キラー・カーン&スーパー・ストロング・マシン組vsザ・ロード・ウォリアーズ)が7,200人、9月3日(スタン・ハンセンvs鶴田のインターナショナル選手権試合、天龍vs長州)が7,800人といずれも最大収容人数16,000人の半分前後の集客に終わった全日本&ジャパンプロレス連合でしたが、この日は輪島大士待望の大阪初登場とあって満員にはならないまでも9,100人の観客を動員。

ですが、2年間に亘る改築工事により、この年の3月の大相撲春場所から大阪府立体育会館がリニューアルオープン。4月以降は使える訳で、空席の目立つ大阪城ホールからようやく手頃な府立に戻ることが出来る訳です。

日本一の陣容を誇っていた全日本&ジャパン連合がこれでいい訳はありませんが、当時の集客力はこれが現実であり、限界でもありました。

この日はダブルメインイベント、輪島はダブルメイン第2試合に出場、実質的にはメイン登場です。馬場との師弟タッグでタイガー・ジェット・シン&ア・シーク組と対戦。馬場&輪島組はシンとの衝突を避け、ア・シークに狙いを定めました。ア・シークに馬場が河津落とし、代わって入った輪島がチョップからブレーンバスターを決め7分54秒、輪島が体固めでア・シークを降し馬場&輪島組の勝利。あっけない終わり方でした。

ダブルメインイベント第1試合はジャパン対国際血盟軍、長州と阿修羅・原のシングルマッチ。(ノンタイトル戦60分1本勝負)原のセコンドには試合を終えたラッシャー木村と12日の北九州市西日本総合展示場大会から参戦するKカーンが付きました。予想通り、Kカーンは国際血盟軍との共闘が決定的になりました。

馬場がこれまで国際血盟軍の助っ人的ポジションだったザ・グレート・カブキを全日本本隊に戻した理由もこれでわかりました。翌週の1月17日に地元、山口県徳山市体育館でカート・ヘニングを相手にPWFヘビー級王座防衛戦を行う長州はバックドロップ2連発からロープの反動を利用したリキラリアット2連発を決め、8分27秒体固めで原をフォールし完勝しています。

セミファイナルは鶴田&天龍組が谷津&アニマル浜口組と対戦、13分12秒、天龍が逆さ押さえ込みで浜口を降しました。鶴龍コンビも1月24日、横浜文化体育館、2月5日、札幌中島体育センターでの長州&谷津組とのインターナショナル・タッグ選手権試合二番勝負を控え、王座奪回に向けてジャパン副将コンビを撃破。

タイガーマスク&佐藤昭雄組とカート・ヘニング&フランク・ランカスター組は4分47秒、カート・ヘニングが佐藤をフィッシャーマンズ・スープレックスホールド(網打ち式原爆固め)で破りました。
  
全日本対国際血盟軍&カルガリー・ハリケーンズ混成チーム、カブキ&石川敬士&大熊元司組vsR木村&鶴見五郎&ヒロ斉藤組の6人タッグマッチ。1月2日の後楽園ホールまで共闘していたカブキと国際血盟軍が反対側のコーナーで対戦。マシン、高野俊二の不在で場違い感のある国際血盟軍と共闘というより「入れられてしまった」感の強いH斉藤。  

同じ反体制ヒールでもハリケーンズと国際血盟軍では全くカラーが異なり、「十把一絡げ」みたいなマッチメイクですが、後の90年代後半以降の狼群団、nwoジャパン、TEAM2000での職人的巧さを考えるとこの時のこのポジションの経験が役に立っていると言っていいでしょう。
     
試合は7分19秒、R木村がブルドッキング・ヘッドロックからの体固めで大熊を倒し、国際血盟軍&カルガリー・ハリケーンズ混成チームに軍配が上がりました。

全日本対ジャパン、マイティ井上&渕正信組vs小林邦昭&寺西勇組は8分27秒、両チームリングアウトの引き分け。

ネルソン・ロイヤル&マーク・レーガン組はジャパンの栗栖正伸&保永昇男組と対戦。7分6秒、保永がレーガンを首固めで降しました

第1、2試合はいずれも全日本対ジャパン、ハル薗田と仲野信市のシングルマッチは8分18秒、エビ固めで薗田が勝ち、小川良成と笹崎伸司は6分16秒、逆さ押さえ込みでキャリアでは1年先輩の笹崎が勝利を収めています。
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