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2021年03月22日09:33

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詩『蛍光の夜』

朧げな現か夢か?
はたまた在ったか無かったか?
黒い夜の砂絵の中空で
薄ぼんやり、青緑に灯す
蛍光がポンポリ
揺れて、揺られて、
ヒラヒラリと手の腹に着く
暖かくもない熱くもない
溶けるように飛んでいき
水田の中へ消えていく
あれはなんだろうね?
問いかけても
答える蛍は無し
風も無き夜、草の香り
引き連れて家路に帰る
子供達
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