「偶然と必然」と言うジャック・モノーという人の本がある
おれが読んだのは1980年以降で二十歳を超えてからだった
ショックを受けたっていうか
正直いって こんなことに今までなぜ気がつかなかったのか?
という思いだったw
1970年代多くの生進化学の人々も同様な思いであったらしい
例の 中立進化論の木村先生の論文と並んで世の中をかえる思想だと思ったw
しかし 世の中は何にも変わらなかったのであるw
まーそんなもんだw
おれは興奮して 「偶然と必然」を何冊も買って友にやった
しかし 誰も読まなかったのであるw
内容はいささかややこしいが
書いてあることは簡単で
「化学変化は偶然である」というだけの事だ
どの化合物とどの化合物が反応するかはやってみないとわからない
ただそれだけだ
しかし 絶対である
中立進化論もそうだ
遺伝子の中のたんぱく質が変化するのに方向などない
よって何か特別な方向生は持たない
世の進化は どっちでもいいようなものが大多数を占める
それが蓄積して生き物の変化につながる
これも簡単だが絶対である
中立進化論が発表されてから
生進化学者は「実は知ってたんだよね」というものがいた
当たり前だ
生化学の基本は化学である
化学は化学以外に意思を持たない
HとOがH2Oになるのに他の意思などない
彼らからすれば中立進化論は当たり前以外の何者でもない
キリンの首は高いところの葉を食べるために長くなったのではなくて
長くても短くてもどっちでもいいから長く変化したのだw
偶然が重なって長くなったのだ
そして それこそが絶対なのだ
そこから始まるものは
全二元論の否定であり
宗教の否定であり
必然の否定だ
原理は二つ必要ではないw
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