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2020年12月19日18:19

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【日常】 宇宙科学探査交流棟(JAXA相模原)見学

小惑星探査機「はやぶさ2」が、世界初のC型小惑星サンプルリターンという大偉業を成し遂げて、そのカプセルが回収されたのが、つい2週間前のことだ。そんなこともあって、JAXAに見学に行きたくなった。JAXA相模原キャンパス内にある宇宙科学探査交流棟が、一般の人が見学できる場所で、事前に予約が必要とのことで、本日の10:00に予約しておいた。

ここに行くのに実に便利なバスがある。登戸駅 8:12発の淵野辺駅北口行きのバスであるが、これが1週間に1本しかないという超レアバスなのである。以前は平日も日曜日も運転していたし、さらに前は1日2本運転していた時期もあるが、いずれにせよ本数が極端に少ない路線であることに変わりない。これは路線の免許を維持するためだけに最小限の本数を運転しているもので、鶴川駅までは小田急線の線路に沿って走るだけ、鶴川駅から先は鶴川駅発着のバスが頻繁に出ているので、なくなって困る人はほとんどいない。そのバスに乗ると乗客は5人もいた。うち1人はやたら写真を撮りまくっていて、明らかにバスマニアの類だろう。「まともな乗客」はいないのかと思いきや、意外なことに途中から乗ってきた人もいて、しかも途中で下りたり、ちゃんと用があって乗っていると思える人もいた。70分ほどで淵野辺駅に到着。ここから徒歩20分くらいで、JAXA相模原キャンバス(宇宙科学研究所)だ。

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(淵野辺駅行きのバス)

予約番号と名前を告げ、中に入る。10:00ちょうどに交流棟に案内されるが、入る時も検温など行って物々しい。見学客は15人くらいか。1時間毎に見学客を区切って、1回の見学客数も制限している。そのための予約でもある。中はJAXAの宇宙探査の概要を一般の人に分かりやく伝えるように工夫されたパネルや模型の展示であるが、旬の話題は「はやぶさ2」である。天上から「はやぶさ2」の実物大模型がぶら下がっているが、「意外と小さいものだな」という声が聞こえてきた。3億キロも彼方の小惑星に行って帰ってきた探査機というと、とてつもない大きなものと思いがちだが、無人である以上大きくする必要はない。むしろ、小さい方がエネルギーの消費が少なくて済むのだろう。

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(「はやぶさ」と「はやぶさ2」のイメージ絵)

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(「はやぶさ2」の実物大模型)

小惑星リュウグウの模型も2種類置かれている。探査前の球形の模型と、探査後の「コマ型」の模型だ。3億キロの彼方にある直径900mの小惑星だ。近くに行かなければ形など分かる訳がない。「はやぶさ」の行ったイトカワの妙な形も面白いが、リュウグウの形は美しい。

10:30になると、館内の壁を使って8分ほどの3種類の映像が映し出される。最初は北海道大樹町の話だが、ここはたしか堀江貴文氏がらみだったか。やはり3本目の映像、「はやぶさ2」のカプセルを回収し、ここJAXA相模原に持ってきた、つい先日の12月8日の映像が旬の話題であり、それが見られたのがうれしい。パネルも、その時の写真が追加されており、いいタイミングで見学に行ったといえる。

次の時間帯の見学者が入ってきたので、11:00を過ぎたあたりで、交流棟を出る。外には、M-Vロケット、M-S3IIロケットの実物大模型が置かれている。大気圏を脱出するためには、まずはロケットが必要なのだ。

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(M-Vロケット)

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(M-S3IIロケット)

ここから先は「見学者立入禁止」ということなので、あとは出るしかない。短い時間ではあったが、中身の濃い時間であった。
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