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2020年09月14日00:25

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イザヤ24-35章(15-27)

【イザヤ34:1-10 エドムという言葉にはどの ような意味があるか,またなぜここで使われたのか】
キリストの再臨は,復讐と報いの日となる。すでに読んだように,「主はすべての国にむかって怒〔る〕」が,これ は「彼らをわたして,ほふらせられた」(イザヤ34:2)か らである。さらに太陽,月,星といった光を発する天体が「衰え」る。これは「ぶどうの木から葉の落ちるように......落ちる」ということであり,一方「もろもろの天は巻物の ように巻かれ」る(4節)ことになる。イザヤの記録を読んでいると,教義と聖約88:95にも似たような聖句がある のを思い出す。その聖句には,主が再臨されるときには「巻き物が巻かれた後に開かれるように,天の幕が開かれて, 主の顔が現される」と書かれている。それから,主の力と 裁きとを表す主の剣が「エドム〔すなわちこの世〕の上にくだ〔る〕。」(イザヤ34:5) ジョセフ・フィールディング・スミス大管長は次のように書いている。「ヨルダン川東岸の小国であったエドムの名 前があるために,『聖書』の注釈者の中には,この聖句はそ の小国を指しているのだと考えている者もある。しかし,このエドムという言葉は,主がこの世という意味で使われ た言葉の一つである。『教義と聖約』の第1章では,エドム のギリシャ語形であるイドマヤという言葉が使われている。 主はここではこの世のことについて語っておられるのであ る。」(『時のしるし』p.150)
血は『聖書』では罪悪の象徴である。血で汚された全地 の人々は再臨のときには「大いに殺され」ることになる。
「主はあだをかえす日をもち,シオンの訴えのために報い られる年をもたれるからである。」(イザヤ34:6,8)
再びジョセフ・フィールディング・スミス大管長の言葉 を引用しよう。「これは時満ちる神権時代に起こることであ る。この預言は,エドムと呼ばれたあの小国ではなく,地上のもろもろの国に関するものだったのである。」(『時のし るし」p.151)
イザヤの言葉はエゼキエルやヨエル,エレミヤの言葉と 酷似しているように思われる。これらの各書にはハルマゲ ドンの大戦争のことが預言されている。このような類似点 があることで,「軍勢」(イザヤ34:2)といった言葉が使 用されている理由や,やがて起こる大殺裁(3,5-7節参照)について書かれている理由の説明がつく。9-10節 の「樹脂」「硫黄」「煙」といった言葉は,核戦争の結末に ついて言っているのではないだろうか。最後の大戦争のときには当然そのようなものが伴うと考えられるからである。 (ハルマゲドンの戦いの詳細については,特別講座I参照。)
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