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2020年09月09日00:00

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イザヤ24-35章(15-22)

【イザヤ30「そむける子らはわざわいだ」 】
イスラエルとユダは,ほかの国々に信頼を置いてはなら ないと主から警告されていた。しかし,この民はこれに聞 き従わず,アッスリヤからの保護を求めてむしろエジプト に頼っていった(特別講座F参照)。主はこれを激しく責められた。「エジプトへ下っていって,パロの保護にたより, エジプトの陰に隠れようと」(イザヤ30:2)したからである。イザヤの言葉によれば,これは皆「無益であって,む なしい。」(7節)その結果,イスラエルは粘土の器のよう に簡単に打ち砕かれてしまうのである(14節参照)。
しかし神はイスラエルに恵みを施される。主はたとえし ばらくの間は「悩みのパンと苦しみの水」(20節)を与えら れるとしても,やがて終わりの日にはその師たちがまこと の福音を教え,その歩む道を示すのである(21節参照)。預 言者たちが戻って来るだけでなく,この世の大いなる祝福も回復される。地は「おびただしく,かつ豊かである。そ の日あなたの家畜は広い牧場で草を食べ」る(23節)。最終 的には主はイスラエルを贖われる。10部族を連れ去ったあの「アッスリヤ」でさえも最後には「恐れおののく」(31節) のである。
イザヤ30章の中心主題は,人は神の助言や(1-2節参 照),預言者の指示を求めずに(9-11節参照),人の知恵 に頼るということである。主は,このようにして神の言葉を拒むことが滅びの直接の原因になると言われた(12-14 節参照)。
モンテ・S・ナイマンは次のように書いている。「1節か ら7節までに書かれている警告は現代にも当てはまる。主 がイザヤに命じて後の世に伝えて証とせよ(8節)と言っておられるからである。この後の世とは,『欽定訳聖書』の注釈によれば『末日』のことである。」(『イザヤの言葉はまことに偉大である』p.121)
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