mixiユーザー(id:60260068)

2020年08月10日13:00

57 view

『何故創作物を公に晒すのか』

(日記に投稿していなかったようなので)


2020年07月16日 09:14
自分の創作物を公にするという行為について
何故!
とダラダラ文を書き、行を重ねていくうち、収拾がつかない乱文に嫌気が差して、下から順に消去を押して文節を次々に消していくと、結局最後に残った文字が、
何故!
自己顕示の理由は生き残っていくために命の根源から刻まれたれた、レコードの溝のようなもので、どれだけ自分がつまらない物しか持たない人間である(かという)事に薄々感づいていたとしても、あるいはもしかすると、ある狭い領域でもてはやされるような偉人であると見られる可能性も無きにしも非ずと曖昧に勘違いしているわけじゃない事に気づかない振りで、私は、
「お母さん見て、お母さん見て、ほら、ぼく描いたよ、お母さん」
と渾身の駄作とまでは思っていない作品を頭上に掲げ踊りながら何かを待っている。
それはイイネではなく、もちろん「何かそれ、けっ」では到底あり得ない。何を欲しているのかは、幼児の〈ぼく〉を観察しているとよく分かる。〈お母さん〉はこう言う。
「〜今度は〜」
彼女はキッチンの洗い物が残っているから、時間稼ぎのために次のアートを描かせて時間をかせごうと目論んでいる場合もあるだろうが、現実的理由がどうあろうと、何より「ぼく」が楽しそうにしていることの継続を望むのだ。
「うん!今度は〜ね」
端からそのつもりに「お母さん」の後押しを得た。
私はずっと幸せ時間を続けていたいだけなのだ。
そして大人になった今でもこれからも周りの人々に偉そうにお伺いをたてていく。
「続けていい?」
そんな事を書いては、また
消去していく

※( )内は本日の加筆
3 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する