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2020年08月01日22:04

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ジャンボ鶴田怪物伝説(686)

先ず、本日8月1日は本連載にも登場してくる元NWA世界ヘビー級王者、ミスター・プロレス、「美獣」ハーリー・レイスさん(1943年4月11日〜2019年8月1日、享年76歳)の1周忌の命日にあたります。改めて故人の生前における数多くの功績を讃え、哀悼の意を表したいと思います。

85年「世界最強タッグ決定リーグ戦」第18戦、12月10日、金沢・石川県産業展示館(観衆3,400人満員発表)大会。ジャパンプロレスの永源遙プロモートの興行でこの年は6月6日に次いで2度目の開催。最強タッグの開催は77年の「世界オープン・タッグ選手権」以来9回目にして初。 

メインイベントはタッグ・リーグ公式戦、長州力&谷津嘉章組がニック・ボックウィンクル&カート・へニング組の対戦。前半は好調だったものの、終盤に2試合連続の反則負けを喫し失速した長州&谷津組、逆にニック&カートは前半の連敗から終盤に2連続の反則勝ちでむしろ上り調子。

ジャパン軍団はカートに狙いを定めていけば十分に勝てた試合でしたが両チームの勢いの差が出ました。ニックが巧みにカートをフォローし30分時間切れ引き分けに持ち込みました。長州&谷津組にとっては痛いドローとなり1勝2敗3時間切れ引き分け、失点7の5点で12月12日、シリーズ最終戦の日本武道館大会でのスタン・ハンセン&テッド・デビアス組との公式戦を残すのみ。

ニック&カート組も2勝3敗1時間切れ引き分け、失点7の5点で翌12月11日、前橋・群馬県スポーツセンターでのレイス&ジェシー・バー組との公式戦が残っていますが、他力本願で優勝戦線に首の皮一枚つながりました。

セミファイナルは夢のシングルマッチ、鶴田とハンセンが対戦。この年はジャパン軍団来襲も合ってか両者のシングルマッチはこれ一度きり。鶴田がジャンピング・ニーパットでハンセンを場外に落とし、そのまま追いかけて行って乱闘となり5分37秒、両者リングアウトの呆気ない幕切れ。

セミ前に組まれたのは全日本対国際血盟軍、馬場&ドリー&天龍組とラッシャー木村&阿修羅・原&剛竜馬組との一戦、14分9秒、天龍が剛を延髄斬りからの片エビ固めで降し、全日本の日米師弟トリオが完勝しています。

ダイナマイト・キッド&デービーボーイ・スミス組はジャパンの小林邦昭&新倉史裕組と対戦、9分57秒、キッドが新倉をダイビング・ヘッドバットからの片エビ固めで破っています。

レイス&バー組はマイティ井上&渕正信組と対戦、8分38秒、レイスが渕をフライング・ラリアットから体固め。

全日本対ジャパン、タイガーマスク&サムソン冬木組vs寺西勇&保永昇男組、冬木と寺西は国際プロレスの先輩後輩ですが、80年にデビューした冬木と寺西ではポジションが違い過ぎて国際時代は対戦なし。9分32秒、両チームリングアウトの引き分けとなりました。

デビアスはジャパンの栗栖正伸とシングルマッチで対戦、僅か1分1秒、パワースラムからの片エビ固めで栗栖を秒殺。

自身のプロモート興行だけに永源が出場し、若手の笹崎伸司と組んで全日本の大熊元司&ハル薗田組と対戦、8分48秒、大熊が笹崎をジャンピング・ヘッドバットからの体固めでフォールし、全日本側に凱歌が上がっています。

第1試合は全日本同士、百田光雄と小川良成のシングルマッチが組まれ、6分16秒、光雄がバックドロップからの片エビ固めで若い小川を降しています。
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