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2020年07月08日21:30

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ジャンボ鶴田怪物伝説(662)

85年11月4日、ジャパンプロレス自主興行シリーズ「ニュー・ウェーブ・ジャパン」第3戦、11月4日、大阪城ホール大会メインイベント、ジャパンの総帥長州力と全日本プロレスのエース鶴田の初の一騎討ち。試合は45分が過ぎ、終盤戦ヘ突入。 

長州は鶴田を首投げからグラウンド・ヘッドロックに持ち込もうとしましたが、体力消耗しており鶴田に立ち上がられてコーナーに詰められてしまいました。レフェリーのタイガー服部がブレークを命じたものの、鶴田は離れ際に逆水平チョップを長州の胸板に一発見舞いました。

両者再びロックアップから長州はヘッドロック、アームドラッグからアームロックで鶴田の腕を取りにいきます。鶴田は起き上がり、長州のボディにキック、ダウンしたところをストンピング、ボディスラムで投げておいてからまた足4の字固め。長州は鶴田の左足を掴んでホールド、ロックさせずに堪えます。長州は身体を反転させ、裏返しにして腕立て。50分経過。

鶴田の脚力が上回り、ここで足4の字固め成功。長州は身体を回転させてロープエスケープを狙いましたがこれでギブアップを奪うのは無理と判断したか、鶴田は自ら技を解いています。

長州は鶴田をロープに飛ばしてリキラリアット、これはロープに近いところで決まった為、鶴田はエプロンに逃げました。長州は鶴田をリング内に引きずり込み、コーナーから助走をつけたとどめのリキラリアット。しかしこれはよく見ていた鶴田がかわして、自らロープに飛んでのジャンピング・ニーパット、鶴田の右膝が長州の顎を的確に捕らえました。

鶴田は今度は長州をロープに飛ばしてのジャンピング・ニーパット2連発、計3発。これは効いた!フォールの体勢に入りましたが長州はカウント2でキックアウト。長州はエプロンにエスケープ。鶴田はこれを追ってエプロンの長州にロープ越しのブレーンバスターからフォール、これもカウント2。

ヘッドロックを取りに来た鶴田に長州はバックドロップ、しかし直ぐにフォールにはいかず、腕をグルグルと振り回してラリアット狙いのポーズを見せてから、自らロープに飛んでのリキラリアット一閃。フォールの体勢にいきますが鶴田は倒れながらもポジションを計算しており、右足はサードロープヘ…。

長州はまたもサソリ固め狙い、今度は一気にステップオーバーに成功。しかし、腕立てでこれを凌いだ鶴田は強靭な脚力を利して、長州のサソリ固めを自力で跳ね返してしまいました。長時間ファイトによる長州の疲れもありますが、恐るべき脚力、まさに怪物!55分経過。

再びサソリ固め狙いで足を取りに行く長州に鶴田は延髄斬り、両足を掴んでの逆エビ固め。腰を落としていきますが長州は意地で自力で跳ね返し。鶴田はボディへのキックからの延髄斬り2連発、フォールの体勢に入るも長州はカウント2でクリア。

今度は長州が延髄斬り2連発のお返しからフォールにいくも鶴田カウント2で返します。鶴田、長州の身体を持ち上げるとドリルアホール・パイルドライバーからフォール。片足を持っての片エビ固めでしたが長州はこれもカウント2で返しています。

鶴田はまたしても足4の字固め、長州は鶴田の左足を持っての防御。残り試合時間2分。お互いにロープに飛んでの長州のリキラリアット、鶴田のジャンボ・ラリアットは相討ち。体力的に優る鶴田がフォールにいくもカウント2で長州クリア。鶴田は長州をリバース・フルネルソンに捕らえると、ダブルアーム・スープレックス一閃。投げはやや不完全ながらもフォールにいきましたが長州はカウント2で返しました。

鶴田のバックを取った長州は秘密兵器のジャーマン・スープレックスホールド。これは鶴田がカウント2で意地のキックアウト。両者立ち上がってチョップ、張り手の打ち合い、鶴田が足を取って逆エビ固めに捕らえたところで試合終了のゴング。

世紀の頂上対決、「馬場と猪木の代理戦争」と言われた長州vs鶴田の初のシングルマッチは60分時間切れ引き分けに終わりました。

試合後、長州が握手の手を差し伸べながら「もう1回やろう」のジェスチャー。鶴田も握手に応じ人差し指を1本立てて長州に応えてみせました。最後はノーサイド、爽やかな幕切れとなっています。

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