私の通っているジムは浜松市営だが、このところ、来館者が随分減っていた。
私も、行く回数を相当に減らしている。
ルームは入口も窓も開け放たれ、客もまばらで、おかげさまで「三密」状態になる事はない。
行くときは勿論マスクをし、マシンを使った時は、都度、設置してあるアルコールで手の消毒をしている。
それはともかく、世の情勢からしていつ休館となってもおかしくないと思っていた。
今朝、中日新聞を見ると、太字のトップタイトルに「浜松市が休業要請」。
市内の飲食店や遊興施設その他に休業を要請、協力金(最大100万円)を支払うと発表した云々。
浜松市のC感染者は昨日迄で7人(静岡県では53人)だが、GWを間近に控えての決定だろう。
例年、GW期間に行われる、屋台曳きや激練り,凧揚げで知られ、汗も飛び散る浜松まつりは、早々に中止が決まっている。
浜松っ子は、例年これに合わせて帰省し、大いに騒ぎ呑み久闊を叙するのであるが。
生れの異なる私には、あの突撃ラッパのメロディは、いつ迄経っても親しめない。
まつりは措いて、休業要請対象の「その他」には、スーパー銭湯、スポーツクラブ、パチンコ店、ゲームセンター等が入っている。
とすれば、当然同様の市営施設も休館する事になる。
新聞を引用するに、「市は、市内に二百五十八あるすべての文化施設とスポーツ施設を二十五日から五月六日まで臨時休館にすると発表した。アクトシティ浜松や市立図書館、浜松アリーナ、市総合水泳場ドビオも含まれる」、と。
当然ではあろう、遅かった程だ、と理解しつつ、あざとい脳内コンピュータは、「では、しばらく行けないのなら、今日ジムに行っておこうか」と、結論を出す。
朝食を食べ、ウェアも中に着込んでやる気満々、ジムが入っている浜北総合体育館に出かけた。
車で20分、到着すると、駐車場が殆どカラだ。このところ空いているのは確かだが、トレーニングルーム前エリアには1台も停まっていない。
あれれ、おかしいな！と、アリーナ入口に歩いていくと、遠慮がちの貼紙がしてある、
「4/22〜5/6の間、当館は臨時休館します。尚、期間は変更される事があります」。
えっ4/25からの筈では？…
多分、館独自に判断したのだろう、どうせ既に客は極少の状態ではあるし。
残念、私の脳内コンピュータは計算違いをしたようだ。尊敬する西浦博北大教授のような計算ロジックはスマートで感嘆の域にあるが、難しく一般人には理解が及ばない。
私のただ小賢しいだけのコンピュータは、2ヶ月先どころか、今日も3日後も読めないのだった。
ログインしてコメントを確認・投稿する