浄土宗西山深草派
霊場本尊:千手観世音菩薩
創立 応永年間(室町時代)
阿弥陀寺は桂千代原の古い集落の中にありました。
どう見てもふつうの古民家にしか見えません。
何よりも目を引くのが軒下に並んだ仏さま。
中学生の夏休みのような稚拙なつくりで、銀色に塗りたくられています。
目を左に向けると白っぽい箱のような建物があって窓から白い顔の仏様がこちらをみつめています。
これはちょっとやばいお寺ではないか、とおそるおそるベルを鳴らしてみました。
ハーイと明るい感じの奥さんが出てこられて、本堂に上げてくださいました。
お話によると室町時代に創建されたという阿弥陀寺は先代住職が隠居寺として復興したことに始まるといいます。
建物は村の庄屋さんの持ち家だったそうで、境内の仏像は先代住職が自ら作ったものだそうです。
先代住職は人徳のある人で、たくさんの信徒を集めていたそうです。
檀家を持たないお寺なので、今は整体を収入源とされているとのことでした。
呉竹の林にいます観世音
恵みも長き千代原の里
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