西山浄土宗
霊場本尊 十一面千手観世音菩薩
創立 建久九年(鎌倉時代)
おそらく洛西観音霊場の中で最大の寺域を誇るお寺ではないかと思われます。
境内敷地は1万7千坪。
参道は紅葉で有名で、シーズンは行楽客であふれかえります。
宗派は浄土宗の一派である西山浄土宗で、光明寺はその総本山にあたります。
浄土宗の中では今でこそ知恩院の鎮西派が最大派閥ですが、鎮西派は徳川幕府と結びつくことによって勢力を伸ばしたが、京都で法然の法統を守り続けた西山浄土宗こそ本流であるという意識が強いそうです。
観音堂は御影堂の手前にあります。
現在、ここには霊場本尊の千手観音はまつられていません。
重要文化財なので京都国立博物館に寄託されているそうです。
そのかわりまつられているのが八番霊場の千手観音。
参拝者は光明寺の観音さまに手を合わせているつもりが、実は観音寺の観音さまに手を合わせているというややこしいことになっています。
観音寺は無住なので、朱印も光明寺で押していただくようになっています。
山号は報国山。
ヤスクニっぽいネーミングですが、浄土宗の教義とどこでどうつんがっているのか、気になるところです。
あな問うと御法妙なる光明寺
月もいるさと西の山のは
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