1873年
世界の都市公園の中でも屈指の知名度を誇るのがウィーンのプラーター公園です。
プラーターを一躍有名にしたのがオーソン・ウエルズ監督の映画『第三の男』。
プラーター公園内の観覧車のシーンは映画史上に輝く名場面です。
プラーター公園はもともと皇帝の御狩場でした。
ウィーンの町はずれにあるのですが、昔のウィーンは自然に恵まれたところだったということなのでしょう。
大きな転機になったのが1873年に開催されたウィーン万国博覧会です。
博覧会終了後、ウィーンのヴェネツィアというテーマパークがここに建設されました。
水路をひき、ゴンドラを浮かべるというおおがかりなものだったといいます。
観覧車もテーマパークのアトラクションとして建てられました。
テーマパークの営業は6年しか続かなかったそうですが、現在の公園はこのテーマパークがベースになっています。
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