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2019年12月02日03:48

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ガラテヤ4章

01 私の言う意味は、こうである。相続人が子供である間は、全財産の持ち主でありながら、僕と何の差別もなく、
02 父親の定めた時期までは、管理人や後見人の監督の下に置かれているのである。
03 それと同じく、私達も子供であった時には、いわゆるこの世の諸々の霊力の下に、縛られていた者であった。
04 しかし、時の満ちるに及んで、神は御子を女から生れさせ、律法の下に生れさせて、お遣わしになった。
05 それは、律法の下にある者を贖い出す為、私達に子たる身分を授ける為であった。
06 このように、貴方方は子であるのだから、神は私達の心の中に、「アバ、父よ」と呼ぶ御子の霊を送って下さったのである。
07 したがって、貴方方は最早僕ではなく、子である。子である以上、また神による相続人である。
08 神を知らなかった当時、貴方方は、本来神ならぬ神々の奴隷になっていた。
09 しかし、今では神を知っているのに、否、寧ろ神に知られているのに、どうして、あの無力で貧弱な、諸々の霊力に逆戻りして、またもや、新たにその奴隷になろうとするのか。
10 貴方方は、日や月や季節や年などを守っている。
11 私は、貴方方の為に努力してきた事が、或いは、無駄になったのではないかと、貴方方の事が心配でならない。
12 兄弟達よ。お願いする。どうか、私のようになって欲しい。私も、貴方方のようになったのだから。貴方方は、一度も私に対して不都合な事をした事はない。
13 貴方方も知っている通り、最初私が貴方方に福音を伝えたのは、私の肉体が弱っていた為であった。
14 そして、私の肉体には貴方方にとって試錬となるものがあったのに、それを卑しめもせず、また嫌いもせず、かえって私を、神の使かキリスト・イエスかでもあるように、迎えてくれた。
15 その時の貴方方の感激は、今どこにあるのか。はっきり言うが、貴方方は、できる事なら、自分の目をえぐり出してでも、私にくれたかったのだ。
16 それだのに、真理を語った為に、私は貴方方の敵になったのか。
17 彼らが貴方方に対して熱心なのは、善意からではない。寧ろ、自分らに熱心にならせる為に、貴方方を私から引き離そうとしているのである。
18 私が貴方方の所にいる時だけでなく、いつも、良い事について熱心に慕われるのは、良い事である。
19 ああ、私の幼な子達よ。貴方方の内にキリストの形ができるまでは、私は、またもや、貴方方の為に産みの苦しみをする。
20 できる事なら、私は今貴方方の所にいて、語調を変えて話してみたい。私は、貴方方の事で、途方に暮れている。
21 律法の下に留まっていたいと思う人達よ。私に答えなさい。貴方方は律法の言う所を聞かないのか。
22 その記す所によると、アブラハムに二人の子があったが、一人は女奴隷から、一人は自由の女から生れた。
23 女奴隷の子は肉によって生れたのであり、自由の女の子は約束によって生れたのであった。
24 さて、この物語は比喩としてみられる。即ち、この女達は二つの契約を指す。その一人はシナイ山から出て、奴隷となる者を産む。ハガルがそれである。
25 ハガルといえば、アラビヤではシナイ山の事で、今のエルサレムに当る。なぜなら、それは子達と共に、奴隷となっているからである。
26 しかし、上なるエルサレムは、自由の女であって、私達の母を指す。
27 即ち、こう書いてある、「喜べ、不妊の女よ。声を上げて喜べ、産みの苦しみを知らない女よ。一人者となっている女は多くの子を産み、その数は、夫ある女の子らよりも多い」。
28 兄弟達よ。貴方方は、イサクのように、約束の子である。
29 しかし、その当時、肉によって生れた者が、霊によって生れた者を迫害したように、今でも同様である。
30 しかし、聖書は何と言っているか。「女奴隷とその子とを追い出せ。女奴隷の子は、自由の女の子と共に相続をしてはならない」とある。
31 だから、兄弟達よ。私達は女奴隷の子ではなく、自由の女の子なのである。
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