この葛藤の中で この場所のどこかで
書いた言葉は口径に到底あわず
口から吐こうと足掻く言の葉はノートに貼り付いてどうにもならない
からこそ 皆こぞりてと願う血はいずこへ?
オノマトペ オノマトペ
この青へ この青へ飛べ どこかへ飛べ
それはどこへ?
この場所で その場所へ あの場所へ
紙の上書いたものを読んでもらうか自ら読むか?
その差は大きく、雲泥の差 。
からこそ誰かが見逃した隙間から何かが生まれるのさ
例えるならそっと手紙を手渡して返事を待っているかのように
例えるならそれは高らかに歌いあげるかのように
例えるなら叫び、手を突き出しているかのように
歌うよりも若く 演ずるよりも歴史は長く
遺物のようにいまは少しばかり古めかしく見えてしまう
レトロと思われても磨かれて少しずつ在りし日の光沢を取り戻す
そしてこの場所で
あの場所へ
その場所で
オノマトペ
オノマトペ
オノマトペ
この窓を超え 言葉を変えて
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