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2019年10月01日00:09

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詩『オノマトペ、オノマトペ』

この葛藤の中で この場所のどこかで

書いた言葉は口径に到底あわず

口から吐こうと足掻く言の葉はノートに貼り付いてどうにもならない

からこそ 皆こぞりてと願う血はいずこへ?

オノマトペ オノマトペ

この青へ この青へ飛べ どこかへ飛べ

それはどこへ?

この場所で その場所へ あの場所へ



紙の上書いたものを読んでもらうか自ら読むか?

その差は大きく、雲泥の差 。

からこそ誰かが見逃した隙間から何かが生まれるのさ

例えるならそっと手紙を手渡して返事を待っているかのように

例えるならそれは高らかに歌いあげるかのように

例えるなら叫び、手を突き出しているかのように

歌うよりも若く 演ずるよりも歴史は長く

遺物のようにいまは少しばかり古めかしく見えてしまう

レトロと思われても磨かれて少しずつ在りし日の光沢を取り戻す

そしてこの場所で

あの場所へ

その場所で

オノマトペ

オノマトペ

オノマトペ

この窓を超え 言葉を変えて










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