人様が溺れて亡くなった事件に紐付けて こんな日記を書くのもどうかと思うけれども
矢作川で水遊びするということ自体に感慨深いものがある
1970年代初頭に よく新聞の特集などでこの川が取り上げられていた
そこには汚泥と廃液で汚れた川が流れていた
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rikusui/68/1/68_1_1/_pdf
pdfで少し読みにくいが
非常に面白い論文だ
ただ単に河川の水質改善をいうのではなく
そこにあった共同体の在り方を様々な角度から紹介している
もともと矢作川の本流は田に水を引き 同時に洪水防止の役割をもたせた
江戸初期に作られた用水路だ
そのためもあって
河川の全域にわたる共同体が存在していた
しかし 高度成長とともに沿岸部の工業地帯が生まれ
また 上流部は過疎化した
その間には所得格差が生まれ
それゆえの上流における土の採取が付近の生業となり
そこに初期の水質汚染が発生する
さらに人口増加に伴い生活排水や 中流部に進出した工業廃液が水質の悪化を促進した
そこで流域の住民は 行政も巻き込み
再度流域全体の共同体の感覚を復活させ
それにより強力な水質保全組織を作って
矢作川の水質を改善した
この方式は矢作川方式として
その後の河川の水質改善のモデルとなっている
ポイントは幾つかあるが
高度成長期のイケイケの経済を抑えて
数百年前からある共同体が 格差を超えて協力体制をとったという意味で
非常に興味深い
川が綺麗だと その土地全体が美しく見える
南海のマエンゲ族は
美しい畑 機能的な畑 よく肥えた畑を「ぺ」であると表現するらしい
水質の良い川の流れる土地は「ぺ」だw
川で4人溺れ女児2人死亡 愛知
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5779744
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