mixiユーザー(id:55664038)

2019年08月31日23:41

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詩『ペテン師の誠実』

物語りつつ詩奏でつつ、囁く好意の皮膚の下2mmでテラテラと光る下心

それでも嘘だとあなたが知っているからこそよく回る舌、心

今日も金と賛意求めたろくでなしが垂れ流す美しく楽しい虚言

詐欺師と変わらぬ騙りに湧く罪悪感

ありがとう。

あなたに最大限を込めて

感謝と敬意、虚言とハッタリ

知ったかぶったエセ知識に切った張ったのドタバタ劇

右往左往する無常の嘘に含まれる無償の想い
と純粋な欲望

曝け出してもなお、澄ました顔で卑屈に並べ立てる御託と言う名の本音

どうか見透かしてください

どうか憐れんでください

そして愛でてください

空想と言う名の嘘を甘き夢想で味わう喜びを

不純を不純と知りながらそれを愉しむ余裕と楽しさを

私が誠実に嘘をつき続けるため。

あなたの喜びのため。

そして飽きていつかあなたに捨てられるまで。








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