『Le P'ere 父』認知症患者が認知する世界

作:フロリアン・ゼレール 演出:ラディスラス・ショラー ＠シアターイースト

耄碌の為単独生活が難しい老人アンドレ:橋爪功…気難しく次々と付き添い看護師と仲違いし追い出す。

アンドレの娘アンヌ:若村麻由美…アンドレの世話に手を焼いている。前夫アントワーヌ、現在ピエールと付き合っている。

女:壮一帆…アンドレが遭うアンヌと名乗る女(幻)

新しい看護師ローラ/施設看護師:太田緑ロランス…バイクでやって来たようだ革ジャンとヘルメット持参、ケラケラとよく笑う。アンドレはお気に入り次女ルイーズによく似ているという。ルイーズがそもそも妄想上の産物かも。

男:吉見一豊…アンドレが遭う娘婿と名乗る男(幻？アントワーヌと混同？)

アンヌの夫ピエール:今井朋彦…アンヌの苦労を慰め、アンドレを養護施設に入れるよう勧める。ロンドンへ転勤が決まった

定価\7000購価\7000評価\9000Ｇ列6番下手通路脇…美術:エマニュエル・ロワ…冒頭、アンドレのアパルトマンでは舞台は狭く(上手1/3をキッキンボックスを占める)使い、第二場のピエールとアンヌのアパルトマンでは上手のキッキンボックスが取り払われ下手中奥に在った天井まであったカーテンは舞台奥方に逃げ、部屋が出現し、最後の養護施設では中奥に在った壁は全て取り払われ白い壁に囲われた広い空間が出現する。
唯一冒頭中奥壁を飾っていた抽象絵画(アンドレのお気に入り画家になった次女ルイーズの作品？人間の横顔、正面顔に見える)が残るのだが、劇進行につれて薄まってゆく。