mixiユーザー(id:1940449)

2019年02月17日17:35

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認知から見た自由民主主義 1.お遊び

「人類の心について考えるときには ぜひ考古学者にも聞いて欲しいのです」
と「心の先史時代」のミズン先生は書いていた

何故に我々は歴史を考えるのか
それも 記録すら残っていない古代の人類について調べ続けるのか?
というような話がある
もっともな話で いったいそれが何の役に立つのか
正直言ってごく最近までこれといった明確な理由を説明できなかった
ただ 知りたいという情熱がこの分野の学問を支えていた
それでいいではないかとミズン先生も主張する
しかしミズン先生はそれだけではないことを自らの業績で示すことになった
まー 当然ミズン先生だけではないけれどもw

きっかけはやはりコンピューターサイエンスだった
コンピューターの開発とその進化により
人間の脳というものがテーマに登り
認知科学が学問として「金になる」分野として躍り出てきた
脳科学が そして遺伝子が グリア細胞が
人工知能や人間の脳の構造自体を知るための手掛かりとして
様々な知見を人類に与えることになった

そこで歴史学や考古学に新しい視点が生まれた
これまでの 単純に再現性のないストーリーとして解明されるべき歴史は
いかなる脳の働きによってその行為が発現されたのかを探る場として日の光を浴びることになった
そしてそこで得られる知見は
【今現在】我々が何を信じ どんな社会的な制度を支持しているのかまでを含む新しい原理となり得るということだ
だからこそ 歴史学や考古学(特に文明発生前の初期人類から現代の新人類に至る端境期)で観察されるような様々な行為は
まさに 我々の脳にいかなる反応系ができて どのような思考の あるいは「勘違い」によって生まれてきたものであるか
考古学や文化人類学は単なるストーリーから 壮大な実験場跡地を探る作業へと変わっていった

で 今現在はその辺りの研究をあーでもないこーでもないと仮説を積み上げて眺めている最中だ
もちろん 今後の脳科学やエピジェネティック理論などの進展によっては
さらなる展開が生まれるだろうし
当然ながら 今現在有力だと思われている認知的な発達史も根底から否定されるような結果となり 次の理論にその席を奪われるだろう
まー 言ってみればまだ未完成の分野だ
どうやって解決させるのか方法論すら見つかっていない
だからして
医学分野などの個別な実験的な場所や
コンピューターのAI関連の場所以外では さほど応用がなされている様子はない
少なくともおれの知る限りではw
なんかこー 怪しげな先走りをしている本を執筆している先生は山のようにいるが
信用できる筋はわずかだ

というわけで
現在のところ認知科学を通して現代社会を見るというような試みは
多くはない
信頼できる筋ではほとんどないと思っている

しかし ミズン先生や他の文化人類学者などが考古学的な発達史を認知心理学に沿って組み立てていくのは
多分 それが現代の我々の社会を解明する糧となると信じているからだ
考えてみれば 構造主義のレヴィ先生なんぞも
遠回しにではあるが 現代社会にある進歩主義的な教条主義を批判しつつ
その研究を進めていたわけで
先達がいないわけでもない

だったら どうせ信用される必要もないど素人が妄想してもいいじゃないか
と思ったw
ミクシーは検索にもかかりにくいみたいだしさw

というわけで 少しだけ現代政治思想と認知の関係を書いてみたい
全然信用できない話なので 何人か読んでくれてるらしい人は信用しないほうがいいですw
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