どうして尽くし過ぎる女は幸せになれないか知ってますか?
それはね、女が好きで好きで本当に好きで愛しているからこそ。
この人を支えようと思うからこそ、尽くすほどに男はそれを重荷に感じるのです。
ただ普通に尽くすくらいならばそこまでではないでしょう。
ただそれが男の代わりに面倒を見ていくうちに金を払ってあげて、住む場所も食事も生活する金さえ面倒を見ていくと男は傷つくのです。
たとえ男がそう望んだとしても。
それは見えないくらい小さな傷で、感じないくらいの苦痛なのですが、そうやっていくうちに無数の傷が知らない間に男の心に刻まれていく
誰も気づかないんです。 本人も女も。
むしろ女の方は嬉しいでしょうね。
男だって面倒臭いことから逃れられるんだから、その傷に気づくことはありません。
いいえ、気づかない振りをするんです。
でも確実に傷ついていく。
それは人としての尊厳も男としての矜持も。
そうやって何度も何度も何度も傷をつけられていくうちに男は女を無意識に憎むようになっていきます。
そこまで行き着いても男は気づきません。
ゆっくりと熱していった水の中にいるカエルのように茹でられていくんです。
皮肉ですよね。愛しているというのに。
それが一番愛する人を駄目にしていくなんて
でもね?もしかしたら女の方も気づいてるのかもしれません。
女としての本能で、愛する者を子供のように思え、そうやってこうしてやったああしてやったと自分自身を相手から通して反響させるように本能としてのそれを満足させているのではないかと。
そして関係は破綻します。
後に残るのは後悔と無数の傷とボロボロになった心だけ。
それでもそれに気づかずに男と女はそれを永劫に繰り返していくのです。
知らず互いを傷つけあいながら。
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