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2019年01月15日21:59

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【音楽】 日本人作曲家の作品を聴く (その3)

平日でも何かしら1枚は聴くことが多いので、できるだけ書いて行こうと思う。
今夜聴いたのはこれである。

●塚原晢夫
 ・交響曲第1番
 ・ピアノ協奏曲
 ・交響絵巻「くもの糸」

   山田和男指揮 東京交響楽団/奥村洋子 (ピアノ)
   塚原晢夫指揮 東京交響楽団/紫絃会/ひばり児童合唱団
   河内桃子/小池朝雄/鈴木光枝/富沢しま/大木民夫/東京ラジオ劇団、ほか
                                           (1962/1958/1964)

そもそも塚原晢夫って誰だ?というほど、忘れ去られた作曲家だが、中間音楽の旗手ということらしい。すなわち、クラシックと、ジャズ、ロック、ポップスなどの「中間」ということだ。「セミ・クラシック」なんて言葉もある。交響曲はソ連の社会主義リアリズムの影響を受けている作品ということだが、第1楽章の冒頭もショスタコーヴィチに似た雰囲気で始まる。特に第3楽章あたりは、ソ連の知られざる作曲家の作品だといわれても信じてしまいそう。対して、ピアノ協奏曲はジャズ風味満載の曲で、これもなかなか楽しめる。「くもの糸」は芥川龍之介の小説に基づく、音楽付きラジオドラマである。「極楽の声」は河内桃子であり、カンダタは小池朝雄。キャストも魅力的だ。さて、塚原晢夫の作品の他の音盤はあるのだろうか。あれば聴いてみたいのだが。

今日はこの1枚だけ。昨日聴き過ぎたからね。
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