本展は同タイトル展を1999-2000年に開催された回顧展作品を全て原美術館が買い取った。それをそっくり再現展した訳である。
ソフィ カル自身は1953年パリ生まれ。1984年に日本に三ヶ月滞在出来る奨学金を得て、第一部は不幸への92日間のカウントダウンを日々の写真・手紙或いはおみくじ(凶)等に○○days to unhappinessというスタンプが押されているものが並んでいる。エイズで亡くなったエルヴェ・ギベールと京都で出会っている。第二部では、夫からデリーで落ち合おうとの連絡を受け取り、デリー行き飛行機に乗り込む時にR(夫)は病院に居る為、デリーへ行けなくてなったとのメッセージメモを貰い、最悪を想定し心は千々に乱れ、予約されたデリーのホテルで電話すると、巻き爪の治療で病院に居ると、否、別れを告げられる。この手酷い心痛を癒やす為三ヶ月間他人の不幸を取材して行く。其の関連写真と取材記を日記風詩画集様と自分が泊まったデリーのホテル一室の写真(同一)と夫との関係を述べていった物を交互に並べている。
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