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2018年11月24日19:23

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【音楽】 最近購入したCD

最近購入したCD3枚。

●ヴィルヘルム・ステーンハンマル (1871-1927、スウェーデン)
 ・「ロメオとジュリエット」組曲 (ヒルディング・ルーセンベリ編)
 ・レヴェレンツァ
 ・2つの感傷的なロマンス
 ・カンタータ「歌」

   ネーメ・ヤルヴィ指揮エーテボリ交響楽団
   サラ・トルベック(ヴァイオリン)
   カルロッタ・ラーション (ソプラノ)/マッティーナ・ディーケ (アルト)
   ラーシュ・クレーヴェマン (テノール)/フレードリク・セッテシュトレム (バリトン)
   ノルショピング音楽学校/エーテボリ交響楽団ヴォーカルアンサンブル  (2018録音、BIS)

スウェーデンといえば「歌の国」である。そのスウェーデンを代表する作曲家ステーンハンマルによるカンタータ、その名も「歌」の新しい録音が出たので購入した。「歌」の間奏曲は時々演奏されるが、全曲通して生で聴いたことはないのでCDで聴くしかない。やはり良い作品だなあとしみじみと思う。すでに持っているブロムシュテット盤との聴き比べも出来る。他に収録されている曲のうち、「ロメオとジュリエット」組曲はおそらく初めて聴く。ルーセンベリ編による組曲とのことだが、ステーンハンマルらしい「歌」があふれる素敵な作品である。「レヴェレンツァ」はセレナーデのオリジナル版に含まれていた曲。ヤルヴィの旧録音による「セレナーデ」にも含まれていたが、このCDでは「レヴェレンツァ」のみが収録されている。「2つの感傷的なロマンス」は大好きな曲で、これがまた新しい録音で聴けるのは嬉しい。


●トイヴォ・クーラ (1882-1918、フィンランド)
 ・ヴァイオリンソナタ ホ短調
 ・5つの小品 作品3a
 ・ままならぬ人生 (世界の中で我が道を行く)
 ・泣き叫ぶ若者
 ・ヴァイオリンソナタ ヘ長調
 ・2つの小品 作品22
 ・オストロボスニア舞曲
 ・夏の夕べ

   ニーナ・カーモン (ヴァイオリン)/オリヴァー・トリンドル (ピアノ)  (2014/2016録音、cpo)

今年歿後100年なのにほとんど話題にならない作曲家クーラ。1枚だけCDを持っていたが、もっと聴きたいと思っていたところ、新録音が出たので購入した。いずれも初めて聴く曲だ。若くして亡くなった理由は、酒席で絡まれて口論となり銃殺されたということで、まさに悲劇の作曲家である。したがって作品数は少ないが、このCDの収録曲を聴くと、「素敵な作品」という言い方がそのまま当てはまりそうな曲ばかりだ。派手に盛り上がるような曲ではなく、どこか陰影を帯びながらも、ある種の力強さを持っているような作品である。もともとクーラはヴァイオリニストを目指していたらしく、また管弦楽よりも室内楽やピアノ曲を志向していたようで、やはりヴァイオリン曲は素晴らしいものになっているのだろう。


●カラ・カラーエフ (1918-1982、アゼルバイジャン)
 ・交響曲第1番
 ・ヴァイオリン協奏曲

   ドミトリ・ヤブロンスキー指揮キエフ・ヴィルトゥオージ交響楽団
   ヤンナ・ガンデルマン (ヴァイオリン)                (2016録音、Naxos)

今年生誕100年なのにほとんど話題にならない作曲家カラーエフ。数枚CDを持っていていくつか聴いていたが、このCDの2曲はいずれも初めて聴く。交響曲第1番は、時に激しく、時にはしみじみと、いろいろな旋律が絡み合っている音楽である。第2楽章は重々しくはじまり、途中からショスタコーヴィチ的雰囲気の音楽になり、ピアノも加わって独特の雰囲気を醸し出す。ヴァイオリン協奏曲は、冒頭からやや難解な現代音楽風(?)ではじまり、第2楽章では木管アンサンブルとヴァイオリンの絡み、第3楽章は打楽器に乗せた怪し気なヴァイオリンのメロディーが印象的。一筋縄ではいかない、なかなか複雑な音楽である。
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