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2018年10月23日21:15

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ヘプバーンはなぜスリムなのか

『エピジェネティクス革命』のネッサ・キャリー先生は
この本の冒頭でオードリー・ヘプバーンの華奢で触れたら壊れてしまいそうな体について語っている

http://aasj.jp/news/watch/2535

で 上記のリンクがオランダ飢餓の研究のさわりだ
要するに
遺伝子的な変化を伴わず
環境の変化によって その遺伝子を発現させる度合いを変化させることがあるということで
例えば 飢餓によって極端な栄養不足を経験すれば
その後数十年にわたって何らかの体質変化が続き
さらには 妊娠中であった子供にもその影響が残り
そしてそれは遺伝する形質として のちの子孫に発現することもある
ということだ

https://honkawa2.sakura.ne.jp/2195.html

これは19世紀からの世界的な平均身長のグラフだ
面白いのは 世界的に見て食糧事情が同じようなレベルであれば
特に動物性蛋白質が似たような摂取量であれば
どんな人種も民族も体格としてはさほど変わらないところだろう
これも一種のエピジェネティックな変化の表れであると言っていいものだと思う

もう少しエピジェネティックについて言えば
遺伝子の設計時が同じであっても
環境によって この辺で身長止めたろかい とかチンコはこんくらいでエエやろ とか
遺伝子に書かれている台本を その場その場で演出する働きがゲノムに描き加えられることがあるということだ
この辺り じゃあ遺伝子に変化が起きていると言えるのか そうではないというべきなのかややこしいところだが
あらゆる遺伝子はどの機能をどのくらい発現させるかという機能共々存在しているものなので デコからいきなりちんぽが生えないようになっている
元々そういうものなので その発現の程度を多少変えるくらいのことはやるw

元来 人類の体はほぼ共通遺伝子であるから
元は似たようなものだが
環境によって発現の仕方が異なってくるということで
まー 言ってみれば獲得遺伝子みたいな機構が実は存在したのだと言ってもいいような話で
結構ショックだったw
しかしまー 考えてみりゃそうだわな

ちっちゃかった縄文人も
弥生になって米食えるようになったら身長が伸びてとリンク先にはあるが
どうなんだろう?
この辺りは 骨格の遺物が数が限られている中での統計なので
確実なことは何も言えない気がする

しかしまー なんだ
昭和の中期生まれのおれとしては
縄文人が眺める弥生人って 今のおれらの世代と現代の若者みたいな感じかなとふと思う
いや 現代のほうがもっと差があるかもw
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