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2018年09月10日00:00

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モーサヤ12章

01 さて、それから二年後、アビナダイは人に分からないように姿を変えてやって来て、人々の中で預言し始めた。「主は私に次のように命じられた。『アビナダイよ、行って私のこの民に預言しなさい。彼らは、私の言葉に対して心を頑なにしており、まだ自分達の悪い行いを悔い改めていない。それ故、私は怒って彼らを罰する。真に、彼らの罪悪と忌まわしい行いに対して、私は激しく怒って彼らを罰しよう。
02 真に、この時代の人々は災いである。』主はまた私に言われた。『貴方の手を伸ばし、次のように預言しなさい。主はこのように言われる。この時代の者達は罪悪の為に奴隷にされ、頬を打たれ、人々に追われて殺される。また、空を飛ぶ禿鷹と、犬と、野獣がその肉を食う。
03 そして、ノア王の命は、熱い炉の中の衣程の値打ちもなくなる。彼は私が主である事を知るであろう。
04 そして、私はこの民を酷い苦難で、また飢饉と疫病で打とう。彼らは終日泣きわめくであろう。
05 また、私は、彼らが重荷を背に負わされ、物を言えないろばのように追い立てられるようにしよう。
06 また、私は、彼らの中に雹を降らせ、彼らを打たせよう。彼らは東風にも悩まされるであろう。また、昆虫が彼らの地を襲い、穀物を食うであろう。
07 また、彼らは酷い疫病に悩まされるであろう。私は、彼らの罪悪と忌まわしい行いの故に、全てこのように行おう。
08 そして、彼らが悔い改めなければ、私は彼らを地の面から悉く滅ぼし去ってしまおう。しかし彼らは記録を後に残すであろう。私はその記録を将来、この地を所有する他の国民の為に残そう。私がこのように行うのは、この民の忌まわしい行いを他の国民に明らかにする為である。』」アビナダイはこの他、この民に災いとなる多くの事柄を預言した。
09 そこで人々は彼の事を怒り、彼を捕らえて縛り上げ、王の前に連れて行った。そして、王に言った。「御覧下さい。貴方の民について災いを預言し、神がこの民を滅ぼすと語った男を御前に連れて参りました。
10 この男はまた、貴方の命についても災いを預言し、貴方の命は火の燃える炉の中の衣のようになると言っています。
11 この男はまた、貴方が草の茎、それも獣に踏まれて足で踏みにじられる、野の枯れた茎のようになると言っています。
12 この男はまた、貴方の事を、満開の時に風が吹けば地面に吹き散らされてしまうあざみの花のようになると言っています。そしてこの男は、主がそのように語ったと主張しています。またこの男は、貴方が悔い改めなければ、この事は全て貴方に起こる、貴方の罪悪の為にこの事が起こると言っています。
13 王様、貴方がどのような大きな悪事をなさり、また貴方の民がどのような重大な罪を犯したので、私達は神から罪に定められ、またこの男から裁かれなければならないのでしょうか。
14 王様、私達には罪はありません。王様、貴方もこれまで罪を犯してはこられませんでした。ですから、この男が貴方について語った事は偽りであり、ありもしない事を預言したのです。
15 真に、私達は強いので、これから先、奴隷になる事も、敵に捕らえられる事もありません。そして、貴方はこの地で栄えてこられましたし、今後も栄えられる事でありましょう。
16 御覧下さい。ここにいるのがその男です。私達はこの男を貴方の手にお渡ししますので、お好きなようになさって下さい。」
17 そこでノア王は、アビナダイを牢に投げ込ませた。そして、祭司達に集まるように命じ、アビナダイをどのようにするかについて、彼らと協議する為の会合を開いた。
18 そこで祭司達は王に、「その男をここへ連れて来て、私達が尋問できるようにして下さい」と言った。そこで王は命令を下して、アビナダイを祭司達の前に連れて来させた。
19 そこで祭司達は彼に尋問し始め、彼に矛盾した事を言わせて、彼を訴える口実を得ようとした。しかし、アビナダイは大胆に答え、真に祭司たちが驚く程、彼らの全ての問いを論破した。アビナダイは全ての問いについて彼らを論破し、彼らの全ての言葉について彼らを言い負かした。
20 そこで、祭司の中の一人がアビナダイに言った。「記録に記されていて、私達の先祖から教わってきた次の言葉はどういう意味か。
21 『善き訪れを伝え、平和を告げて広め、善の善き訪れを伝え、救いを告げて広め、シオンに向かって「貴方の神が統治しておられる」と言う者の足は、山の上にあって何と麗しい事であろう。
22 貴方の見張り人は声を上げ、声を合わせて歌う。主がシオンを元に戻される時、彼らはそれを目の当たりに見るからである。
23 エルサレムの荒れた所よ、喜びの声を上げ、共に歌え。主が御自分の民を慰め、エルサレムを贖われたからである。
24 主はその聖なる腕を、全ての国民の目の前に現された。地の果てに至る全ての人は、私達の神の救いを見るであろう』とある。」
25 そこでアビナダイは彼らに答えた。「貴方方は祭司であり、また自分達はこの民を教えており、預言の霊に通じていると主張していながら、これらの事が何を意味するかを私から聞いて知りたいと言うのか。
26 私は貴方方に言う。主の道を曲げている貴方方は災いである。貴方方はこれらの事を理解しているかもしれないが、それを民に教えてこなかったので、主の道を曲げてきた事になる。
27 貴方方は心を注いで理解しようとしてこなかった。したがって、貴方方は賢明ではなかった。貴方方はこの民に何を教えているのか。」
28 すると彼らは、「我々はモーセの律法を教えている」と言った。
29 そこでアビナダイはまた彼らに言った。「もし貴方方がモーセの律法を教えているのならば、なぜそれを守らないのか。なぜ貴方方は富に執着するのか。なぜ淫らな行いをし、娼婦と過ごして精力を費やすのか。また、なぜこの民に罪を犯させるのか。それ故主はこの民に対して預言を、真にこの民に対して大きな災いの預言を述べる為に、私を遣わされたのである。
30 貴方方は、私が真実を語っているのを知らないのか。いや、貴方方は、私が真実を語っているのを知っている。だから貴方方は、神の御前で震えおののかなければならない。
31 そして貴方方は将来、自分の罪悪の為に打たれるであろう。貴方方はモーセの律法を教えていると言っているからである。モーセの律法について貴方方が知っているのは何か。モーセの律法によって救いが与えられるのか。貴方方は何と答えるか。」
32 すると彼らは、モーセの律法によって救いが与えられると答えた。
33 そこでアビナダイは彼らに言った。「貴方方が神の戒めを守れば救われる事を、私は知っている。真に、主がシナイの山でモーセに告げられた戒めを守るならば、貴方方は救われる。その戒めは次の通りである。
34 『私は主なる貴方の神であって、貴方をエジプトの地、奴隷の家から連れ出した者である。
35 貴方は私の他に、何ものをも神としてはならない。
36 貴方は自分の為に、刻んだ像を造ってはならない。上は天にあるもの、下は地にあるものの、どのような形をも造ってはならない。』」
37 そしてアビナダイは彼らに言った。「貴方方はこれを全て守ってきたか。いや、守ってこなかったと私は貴方方に言う。貴方方はこの民に、これらの事を全て守るように教えてきたか。いや、教えてこなかったと、私は貴方方に言う。」
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