人間は一人では生きられない種なので
基本的に他者との関わりの中で生きることになる
これは社会がどう変化しようと変わらない習性なので
孤独な環境に長時間置かれたら
なんらかのサインは出る
人間は一人では生きられないにもかかわらず
他人との関係を継続することは
人間にとって 結構なコスト負担を強いることにもなるので
その負担を支払いたくない人は一定数いるだろう
よく「気の合う仲間以外とは付き合いたくない」というような話が出る
もっともだが
これは自分からは関係を維持するためのコストを支払う必要のない人とだけ付き合っていきたいということだ
往々にして こういった場合
その「気の合う相手」はその人に対しそれ相応のコストを支払って関係を維持しているw
要するに
自分はフリーライドできる相手としか付き合わないと言っているに等しい
人は自己正当化の達人なので
それを「自由」という皆に承認された価値と結びつけて考えがちだ
しかし 関係性をタダ乗りされていては いずれにせよいつかは本当に孤独な生活に陥ってしまうだろう
そうなれば様々な変調が起きても無理はない
人は社会の中でしか生きられないし
その社会は人間関係に対してそれなりのコストを支払っている人々がいるからこそ成り立っている
現代社会では ことによると
他人との関係を絶っても生きていけるのではないかと誤解してしまうかもしれないが
人間はそこまで種としての本来の姿を失ってはいない
生きるってのは 結構不自由なもんだw
■孤独が呼び寄せる「鬱のサイン」精神科医の斎藤環氏に聞く
(AERA dot. - 08月31日 07:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5267774
ログインしてコメントを確認・投稿する