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2018年08月04日22:52

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(427)

全日本プロレス86年「スーパー・パワー・シリーズ」は5月16日、千葉公園体育館(観衆2,500人発表)で開幕。先のチャンピオン・カーニバルもそうですが、全日本プロレスは前85年、長州達ジャパンプロレス勢の参戦により長年ファンに親しまれて来たシリーズ名を変えましたが、元に戻しています。

タイガー・ジェット・シン、ミル・マスカラスが5月18日の後楽園ホールから参戦、前半戦特別参加がテリー・ゴディ、中盤から特別参加がハーリー・レイス、後半戦特別参加がアニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズで終盤戦には特別レフェリーとしてパット・オコーナーが来日。

トップどころは揃いましたがシリーズを通して参加するいわゆる中堅外国人やジョバーの来日はなく選手飽和状態の全日本プロレスにあって外国人枠は「狭き門」になっていました。

開幕戦のメインイベントは天龍、タイガーマスク組にスーパー・ストロング・マシン、ヒロ斉藤のカルガリー・ハリケーンズが対戦。シリーズ最終戦の6月12日、日本武道館で天龍のUNヘビー級王座に挑戦が決まったマシンがエキサイトして椅子を持ち出して13分27秒、反則負けを取られました。

セミファイナルは翌17日、横須賀市総合体育館で長州のPWFヘビー級王座に挑むゴディが鶴見五郎と組んで、長州、アニマル浜口組とタッグでの前哨戦を行い、7分32秒、浜口がジャンピング・ネックブリーカードロップからの片エビ固めで鶴見をフォール。長州とゴディの絡みは僅かに終わりました。

鶴田はセミ前で渕正信と組んでラッシャー木村、阿修羅・原組の国際血盟軍と対戦しR木村のブルドッキング・ヘッドロックからの片エビ固めに渕がフォール負を喫しました。

第2戦、5月17日横須賀市総合体育館(テレビ当日ディレイ放送、観衆2,700人発表)では長州のPWFヘビー級王座にゴディが挑戦。

外国人とはいい試合が出来ないという評価を受けてしまっている長州にとって巨体かつゆったりしたペースでの試合運びのゴディは難敵でした。

やはり試合では長州はゴディを持て余してしまい、得意の流れるようなハイスパート・レスリングは通用せず。

それでも長州はサソリ固めを決めて強引にステップオーバー、しかしロープ際、ここでゴディは場外に降りてリング下から長州の足をエプロンに叩き付けていきました。

怒る長州、ゴディは場外から椅子を持ち出してリングに上がり長州を襲撃、さらにレフェリーのタイガー服部にも暴行を加え、12分40秒、反則勝ちで長州が2度目の王座防衛を果たしましたが内容は不完全燃焼に終わり、長州にとっては対「全日系大型外国人レスラー」に課題を残してしまいました。

セミファイナルでは鶴田、天龍組vs谷津嘉章、浜口組の全日本vsジャパンの一戦が組まれ、14分26秒、天龍が浜口をパワーボムからのエビ固めでフォール。浜口の通常の試合でのフォール負けも珍しくはなくなって来ました。

馬場はハル薗田と組んで、R木村、原組と対戦。原のヒットマン・ラリアットが薗田に決まり、国際血盟軍が開幕2連勝を挙げました。

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