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2018年07月18日09:37

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恩恵にあずかるという気持ち

転勤以来の好調は引き続きずっと続いています。
何より生徒の質が良いというかさすが都会の子たちですね。
理解が早く,素直で扱いやすいし礼儀正しいので気持ちが良い。

引き籠もりの子に対する行動もなかなか面倒なモノの順調ではあります。
全く風呂に入っていなかったり,ゴキブリまみれの家の中だったり,
そういった家庭での環境が最悪なだけに何とか繋がりは保ちたい!

そういう思いをくみ取ってくれているのか本人は厭がらずに会ってくれます。
昨日はメールをすると「頭痛がするのでさんぽはちょっと」という返信。
ああ,そりゃぁ仕方ないなあ・・・と考え,急遽クルマで行きました。

現場について本人をひとまず外に出して「せっかくだからまず乗れよ」というと
素直にシートにおさまる。あとはそのまんま近所をドライブしました。
職員室にTELしたけど誰も出ない!話をしとくんだったな。
そしたら道路越しにクラスメートたちに会わせられたのに・・・

まあ,こういう状態で何とか順調に少しずつ前向きに進んでいます。
この積み重ねを続けていくしか無いんじゃないかと思いますね。
母親には全く返信を貰えなくなったのでまずとにかく本人をどうにかしたい。
夏休み中の誘導も凄く大事なんじゃないかと思ってます。

もう一つ,1年生一の問題児と称されるP君。
彼は自分にとっては救世主!1年生は授業の進みが遅く出せる作品がない。
そこで一番進んでいるP君の作品を何とか提出させられたら・・・
本人に昼休みや放課後に仕上げに来ないかと声を掛けると二つ返事。

これをきっかけに本人はサッカー部から美術部へ転部する方向になりました。
昨日は提出作品を整理していると美術室にやってきてサッカー部は辞められると報告。
親が入ったからには簡単に退部するようないい加減な事はするな!
と厳しく言いつけられていたためですが本人がちゃんと説得したみたい♪

ここまで順調に進むとはちょっとビックリですね。
仕上がった作品も見た職員が声を上げて驚くほど素晴しい仕上がり具合♪
「先生,不登校の子の対応からこの問題児の対応まで凄いですね!」と賞賛。
ま,現実はこの辺がちょいと違うんですけどね。

不登校引き籠もりの子は偶々上手くいっただけだし,P君への対応も単なる偶然。
偶々P君が美術が大好きだっただけのこと。しかもADHDの症状がある子なので
一度ハマったらそれこそ一生懸命にやる子なんです。
逆に気に入らないことに関してはもの凄い反抗をするらしく,
此方の対応に凄く素直に反応している姿を見ると普段相手をする先生はビックリ。

まるでどんな魔法を使ったんだと言いたげな面持ち。
これも自分に特殊な能力があってそれを発揮しているわけではなく,
ただ単に巡り合わせ。たまたまそれが上手く回っているだけなんですが。
しかしいずれにしても順調であることには変わりありません。

とても過ごしやすい職場環境で本当に有り難い。
まさに恩恵にあずかるとはこういうことなんじゃないかと思います。
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