「フランス宮廷の磁器」セーヴル、創造の300年
大阪市立東洋陶磁美術館でやってます。
中国で生まれた磁器は、その美しさからヨーロッパで憧れの的になりました。なんとか自前で磁器を作ろうと試行錯誤した結果、ドイツのマイセンで磁器の制作が成功します。それからヨーロッパ各地で磁器の制作が広まっていきました。
フランスではセーヴルでまずマイセンを模した磁器制作から始まりました。そして国王の庇護を受けて王立の製作所となり、革命後も磁器の制作を続けて行きました。そして現在では国立になっています。
セーヴルといって思い浮かべるのは、深い紺色の地色と金彩です。左の写真です。しかし今回さまざまな器が展示されていて、セーヴルで生み出されたデザインが概観できます。
ロシアのエカテリーナ2世に献上された食器セット、ルイ16世の王子ルイ・ジョゼフが生まれたときに記念に造られたスープ小鉢、マリー・アントワネットが愛した矢車菊の意匠の皿。ルイ16世とマリー・アントワネットの胸像もあります。
カップとソーサーのセットもたくさん。
ロカイユ模様の華やかな意匠、緻密な絵付け、王侯貴族の生活を髣髴させる豪華な磁器の数々…。
19世紀末になると、アール・ヌーヴォーのデザインが現れます。
そして1920年代になると…アール・デコです。モダンでシンプルな美しいデザイン…うっとり。(写真)
さらに現代にありますと、現代アートになってしまって磁器としてはいまいち。
ただ、どうも豪華な食器やテーブルウエアの展示を見ている感じで、美術品を見るときのような感動が沸き起こってきません。本当に「素敵〜」と心からウットリしたのはアール・デコの作品を見たときだけでした。なんでかな。ヘレンドの時はうっとりする物がたくさんあったのに。
常設展では宋代青磁を見るのがお約束です。砧青磁はいつ見ても美しい。飛青磁の方が国宝で、砧青磁は重文なんですよね。私には砧青磁の方が素晴らしいと思うのですが、飛青磁の技法の難しさなども影響しているのでしょうか。
帰りに大阪市役所の横を通ったら黒ネコちゃんがいました。いつもこのあたりにいるそうです。なでさせてもらいました。写真を撮りましたが、黒いので顔がよくわかりません。
写真撮影OKなので、アルバムを作っておきました。
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000104678374&owner_id=1362523
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