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2018年04月12日07:53

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(337)

UWFでは84年11月15日、後楽園ホールで年内最終シリーズ、イヤーエンド・センセーションを開幕。新日本プロレスの本物志向のコアなファン層を取り込んで開幕戦は3,000人(超満員)の観客を動員。

先シリーズ、ラッシャー木村と剛竜馬が退団、。R木村と剛がブッキングして来たカナダ勢の外国人レスラーは姿を消し、代わってUのスタイルに対抗出来そうなヨーロッパのキャッチ・アズ・キャッチ・キャンの使い手が来日。新日本プロレスでお馴染みだったピート・ロバーツを始め、キース・ハワード、スコット・マギー(国際プロレス、新日本に来日したイギリスの本格派、ジェフ・ポーツの息子)、スコッティ・ウイリアムスらが来日。

日本側もR木村、剛が抜けた後は前シリーズより、レフェリー兼外国人選手係だった空中正三(そらなか まさみ、ミスター空中)が試合に出場。空中はカール・ゴッチの娘婿で、78年4月の新日本プロレス、MSGシリーズにレフェリーとして参加していました。

レスリングのベースはありましたが、身体が小さいのと実戦経験の少なさから苦戦が続きました。レフェリーは新日本プロレスの旗揚げメンバーであり、幾多の選手のデビュー戦の相手を務めて来た北沢幹之(魁勝司、81年4月引退)が参加していました。

開幕戦の後楽園では、前シリーズ開幕戦の10月5日に続きスーパー・タイガー、前田日明組vs藤原喜明、木戸修組の同一カードでの再戦が組まれました。

初戦で藤原のチキンウィング・フェイスロックにギブアップ負けを喫したSタイガーがリベンジするかと思いきや40分16秒という激闘の末、藤原が三角絞めでSタイガーを返り討ちにしてみせました。

Sタイガーの連敗は予想し得なかったですが、後の前田の台詞ではないですが「UWFに常勝王者は存在しない」がリアリティーを生み、テレビ中継がなかったこともあり後楽園ホールは毎回超満員の観客が詰めかけることになります。

しかし、マーク・ルーインを始め、スウィート・ダディ・シキ、キューバン・アサシン1号、カリプス・ハリケーン、フランク・モレル等の50代前後のオールドネームを呼び、キックでボコボコにしてサブミッションで決めてしまうところは私は好きになれませんでした。

12月5日、後楽園ホールでのシリーズ最終戦でSタイガーと藤原がノーフォール・デスマッチで対戦。タッグながら藤原に2連敗しているSタイガーは明らかに殺気立っており、ロー、ミドル、ハイキックの連発で中に入って関節を決めようとする藤原の動きを完封。27分19秒にKO勝ちで雪辱しています。

また、高田伸彦と山崎一夫が対戦。山崎にとって高田は新日本プロレス時代から超えられない高い壁でありましたが、ジャーマン・スープレックスホールドで3カウントのフォール勝ちで待望の高田戦初勝利を挙げました。


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