「ポーの一族」がまさかまさかまさかまさかの宝塚上演です。
だって、主人公、(見かけ)14歳ですよ…。妹は(見かけ)13歳、友達も(見かけ)14歳。
ただ、萩尾作品なら今までスタジオライフが舞台化しています。それも最初はまさかの「トーマの心臓」。大人の男性にエーリクやユーリができる!?!?
怖いもの見たさに見に行ったら、脚本・演出がとても素晴らしくて作品の世界に入り込むことができました。登場人物もちゃんとその人物に見えてきました。
その後「訪問者」も「11人いる!」も見ました。
やはり作品が素晴らしくてその世界に入り込めたら大丈夫なんですね。
脚本・演出を担当する小池修一郎氏は確かに「ポーの一族」のファンで、でも宝塚で上演は難しいのでオリジナルでヴァンパイアを主人公にした「薔薇の封印」という作品を作ったぐらい。
小池先生が長年の思い入れをこめていい作品を作ってくれたら納得できる仕上がりになるのではないかという期待も持てます。
それに主役のトップスターさんは少年ぽい魅力もあって、妖しい雰囲気もあるのでいけるかも…。ただほかの配役がどうなるんだろうと思います。
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「ポーの一族」を知ったのは連載もかなり後の方でした。最初に読んだのは「ペニーレイン」でした。これだけ読んだら何が何やらさっぱり訳がわかりませんでした。
それから単行本3巻分「ポーの一族」「メリーベルと銀のばら」「小鳥の巣」の長編を読んでやっと内容がわかりました。そこですっかりハマってしまったのです。
エドガーのメリーベルに寄せる深い愛情と後悔とか、イギリスの陰鬱な空気を感じさせる画面。
当時の少女マンガはまだまだ大きな目に長い睫、目に星が入り、足が長すぎる「スタイル画」のような絵柄が主流でした。内容も「ボーイ・ミーツ・ガール」が中心で、そういった少女マンガばかりなら私も少女マンガを「卒業」していたかもしれません。
しかし、萩尾望都や竹宮恵子など「24年組」と言われる人たちが出て、目に星を入れないとか、スタイル画みたいな絵は描かないとか、従来の少女マンガの概念を覆す表現を追求し、本当に心に届くマンガを描くようになりました。
「ポーの一族」もそういったきらびやかな少女マンガの絵柄とは全く違っていましたが、むしろ昔のイギリスのリアリティが感じられました。メリーベルの衣装のレースや布の手触りまで感じさせる絵にうっとりしました。
ちょうどそのころ、谷川俊太郎が「マザー・グース」の翻訳を絵本にしていたので、「マザー・グース」とはどんなものか知りたくて買ってみました。(しかもその絵本、巻末に原詩が収録されていて、中学生の語学力でがんばって読みました)。
当時「ポーの一族」が好きな人なら、年表なども作ったんじゃないでしょうか。私は全部のお話のタイトルを時間順に並べなおすことができます。
去年、これまたまさかの新作が発表されました。今更絵柄も変わっているし、見たいような見たくないような…とうだうだしてたらあっという間に掲載誌は売り切れ。
そうしたら、フラワーコミックススペシャルとして単行本が発売されることになったそうです。7月10日発売です。
やっぱり買いに行くしかないですね…。
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