トレインスポッティング2を見てきた。
おかげでその後ずっと最悪な気分だったぜ。
内容? 悪くはなかったよ。
主人公達のクソったれ具合が変わらなくて、本当にこいつらはイかれたクソ野郎達だぜと、昔馴染みが変わってないのを見たときのように少しだけホッとしたのは事実だ。
実際面白かったしな。
じゃあ何が最悪だったのかだって?
そうだな最後の最後で主人公がかつての自室でレコードかけたときだよ。
ああそうだよ。 エンディングロール入る直前、レコードを掛けた後の一瞬の静寂の後に流れた曲にぶっ壊されちまった。
何が? 俺の肛門だよ。
大音量に驚いてウンコが飛び出しちまったんだ。
確かに映画やってるときから腹が高架下のボロ屋みたいにグラグラしてたからヤバイとは思ってたんだ。
だから最初は気をつけて立ち回ってた。
まるでヤバイ物を取り扱うときのように慎重にな。
だけど最初はスカスカした空気だけだったんだ。
屁だよ。
屁だけだったんだよ。
だから油断しちまったんだ。
けれども『あいつ』はそれを狙ってた。
間抜けな俺はまさかそんなことになるとは思わなかった。
自分の間抜けさに腹が立っちまう。
まあ立つんじゃなくて泣いてたんだけどな
でかい仕事を完了させてはしゃいでたら寝てるあいだに金を持ち逃げされたような裏切りみたいな感じで盛大にブシャっと出やがった。
大音量の音楽に負けないくらい。
爆散って感じだったな。
おかげでエンディングロールの最中にずっと中腰で耐えるはめになっちまったんだぞ?
クソったれな主人公達に笑ってたらそれに輪を掛けて俺の方が本物という意味でクソったれだったってわけだ。
マジ皮肉だよな。 クソったれな人生生きてて、クソったれな奴らを見にきたら自分のケツまで糞まみれにしちまったんだからよ。
照明がついて逃げるようにトイレに走る際に映画の中で流れた『人生を選べ』という言葉が文字通りの糞ったれな俺に響きやがった。
やはり我慢せずにトイレに行ってくればよかった。
いつだって人生っていうのは『災厄』という荷物を俺のところに運んできやがる。
こんな最悪な状況になった奴は俺くらいなもんだろう。
トレインスポッティング見てたらウンコを漏れってぃingしちゃった奴はよ。
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