mixiユーザー(id:28703480)

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2016年07月10日07:17

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のうぜんかつら

全くどうでもいいというか・・・ま、僕にとってはどうでも良くない事ではあるのだけど・・・
子供の頃に洗礼を受けているから一応クリスチャンという事になり・・・

それなりに聖書なんかも読み込んでいたりするわけだ

ところがそれとは無関係に・・・東北の田舎道とかを行くと・・・

突然！！ど～～～ん！！

死後さばきに合う(￣ー￣)

だからどうしたというのだ？

この日本の田舎の風景が何となく教会のステンドグラスの下で感じる聖書世界と全く一致せず・・・
かと言って、この風景は東北のいたるところにあり、日本の原風景にもマッチしていない事もなく・・・

まあ・・・それはそれとして・・・

死後さばきに合う・・・だから備えろ！！って話なんだろうけど・・・どうもこのデザインは「ほら見ろ！言わんこっちゃない！！だから備えろ！！って言ったんだ！！」
というか・・・「お前ら今、私利私欲に耽って楽しいかもしれないが、死後さばきに合うぞ！！」という強迫文のようにも感じる・・・

子供の頃は神様がいて♪なんえユーミンも歌っていて・・・僕も子供だから、慈悲深いマリア様とか・・そんなステレオタイプなキラキラとした聖書世界を聖歌隊のボーイソプラノで歌い上げていたので・・・このギャップに悩んだものだ(￣ー￣)

まあ、それはそれとして・・・

最近、滅びる・・・という事をよく考える・・・

昔、廃墟写真家みたいな人と廃墟を撮った事があって・・・
どうやら、その人が言うには僕の廃墟感（そんなもんあるのか？）はどうも「虚無感」や「諦念」といった要素が欠けている・・・マニアックな視点で見るとそういう事らしいのだが・・・

そもそも「廃墟感」とは？という根本的な事は置いて置いて・・・廃墟というのは欠落であって・・・マイナスの引力を持つようなものに・・・さらに欠落があるのか？

マイナスが価値とされる廃墟感からマイナスならむしろいいのでは？

いや・・・「廃墟感」というものは「虚無感」や「欠落感」を「兼ね備え」なくてはならないのか？
あるいは数学的にマイナス

マイナスはプラスか？
などとどうでもいい事に悩んだりもした・・・

確かにその人の撮った写真を見ると・・・圧倒的に強い引きで・・・同じもの撮ってこんなにも違うのか？と思わず唸ってしまったわけだが・・・

キリスト教のハイライトはリザレクションである・・・

つまり再生なんだけど・・・日々の滅びは、日々の再生でもある。

そんな事も考えたりする。

樹木から作られたドアが・・・廃材となり・・・その滋養に苔が住み着く・・・

植物というものはどうやら、根付いた定点から放射線状に繁茂するので、白い苔？あるいは黴が梅の花のように見える。

ちょっとここで、絵描きとしての視点から考察すると・・・このドアはこの状態が美しく加筆の必要がない。
絵描きとしてこの作品を後世に残したいと思うのであれば、この状態を保つ工夫を施すベキであり、不可能ならば写真に残すしかない。

それにしても美しい

よく、絵描きの写真と言われるんだけど、確かに僕は絵描きの視点で写真を撮る事が多い。

いい意味でも悪い意味でもね

ゆえに報道やドキュメンタリー的な臨場感がないんだろう。

滅びとは他の滋養・・・これが僕の死生観であり、むしろ、輪廻とか仏教的な感じもしないでもないけど・・・まあ、その辺の部分はいささか複雑な思いがあるので割愛させていただく。