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2016年04月08日21:56

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【音楽】 最近購入したCD (4月上旬)

少しずつではあるが、コンスタントに買い続けてしまうクラシック音楽のCD。
最近購入したのは2枚。

●セルゲイ・ボルトキエヴィチ (ロシア、1877-1952)

 ・6つの前奏曲より第1番/第3番
 ・幻想小曲集
 ・リリカ・ノヴァ
 ・3つのマズルカ
 ・ヴァイオリンとピアノのための「スペイン」 (ピアノ独奏版)
 ・ユーゴスラビア組曲
 ・ピアノソナタ第2番

    ナデージダ・ブラエワ (ピアノ) (2014録音、Hyperion)

先日、オーケストラ・ナデージダの演奏会で聴いた交響曲第2番にて、ボルトキエヴィチの作品の良さを再認識したが、まだ聴いたことのある作品は限られていたので、未聴だったピアノ独奏曲の新しい録音のCDを購入した。ピアニストの名前がナデージダさんなのは全くの偶然。ブルガリアの女性ピアニスト。曲の方は、最初の前奏曲からしてきれいで素敵。2曲だけではなく全曲弾いてくれればいいのにと思っていたら、他の番号は消失したらしい。どこかで見つかるといいな。しみじみとした味わいのある幻想小曲集やリリカ・ノヴァも絶品だ。「スペイン」はオリジナルのヴァイオリン+ピアノ版も手持ちのCDで聴けるので、聴き比べが出来て楽しい。これは珠玉の作品集のCDである。最後のピアノソナタ第2番も素晴らしい。


●柴田南雄 (日本、1916-1996)

 ・交響曲「ゆく河の流れは絶えずして」
 ・北園克衛による三つの詩〜「記号説」、「黒い肖像」、「黒い距離」

    若杉弘指揮東京都交響楽団/東京混声合唱団/伊藤叔 (ソプラノ) (1989録音、fontec)

柴田南雄も今年生誕100年。「ゆく河の流れは絶えずして」はタイトルから自明なように、鴨長明の「方丈記」に基づいた交響曲である。8つの楽章からなり、第1楽章から第5楽章が第一部、第6楽章以降が第二部となっている。最初の2楽章だけなら、「まあいい音楽ですね」で終わっていただろうが、ここから先が何だか訳が分からなく、いや、様々に展開して面白くなってくる。ロマン派風あり現代音楽風ありで、さらに第二部はひたすら「方丈記」を合唱が無伴奏で歌い、最後の方で朗読(というよりシュプレヒコール?)も入る。最初はなんじゃこりゃと思うも、なぜか何度も聴きたくなるような音楽だ。北園克衛の詩につけた歌曲も、12音技法によるもので、独特の雰囲気が面白い。
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