『生の連鎖 』/SHIRIAI(過去のペンネーム)
オモイ、オモイ、地ノ底ニ
アカイ、アカイ、血ガ滾ル
シノブ、モグル、人知レズ
連ナル鎖ハ合ワセ鏡ノ様ニ
嵩を増す流れが光を求める
岩盤に遮られ行き場をなくした血は充ちる
膨らむ力が限界点を越える瞬間
閉ざされた岩盤を突き破る!
噴き上がる、
赤く、
激しく
解キ放タレル快楽
光ヲ浴ビル悦楽
舞イ散ル華ノ刹那
地に、海に、墜ち、
流れ、
蒸気を空に消しながら
屍になって
自ら積みあがる墓標を象る
地ハ飽クコト無ク対流スル
繰リ返ス興奮ト沈静ノ回転
揺るぎない未知の力に
生が限りなく連鎖する
*間をおいて読むと、詩は既に作品として自分から離れた所にあるんだなあと分かる。
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