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2015年08月24日00:25

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「ベルサイユのばら」外伝とジャルジェ将軍

最近「ベルサイユのばら」の外伝を池田理代子本人が描いていて、ついに40年ぶりにマーガレットコミックス新刊11巻が出た…と知っても、「今さら」と思って放置してました。でもさらに12巻が出た…ところで、やっぱり我慢できなくなって2冊まとめて購入。

そうしたら、やはりさすが池田理代子ですね。ちゃんと原作に沿った内容で、しかもきちんとしたストーリーになっています。ファンの二次創作とは大違い。元の話との関連付けもきちんとしていて、当時の場面を改めて描きなおしていたり…しているのは、絵が変わっていて、しかもタッチが荒くなっているのがまあ…しゃあないな、と。
本人は連載中に描けなかったエピソードがあったとかで、あながち取ってつけたように考えたものではないようです。

12巻の後半を占めるエピソードはオスカル様の両親のなれ初めです。ビックリした…。まさかこんな出会い方だったとは。
ジャルジェ夫人になる女性は、ロレーヌ公国の貧乏貴族の娘。ジャルジェ伯爵は、ロレーヌ公国にルイ15世の使者として来ます。で、このロレーヌ公国はマリア・テレジアの夫となるフランツ・シュテファンが当主なんです。そこで、フランツ・シュテファンがハプスブルク家の当主たるマリア・テレジアと結婚するためにロレーヌ公国を放棄させられるエピソードがからんでいます。

で、ジャルジェ伯爵が出会ったのは、画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥールのひ孫でした…!!!

オスカル様のお父様、ジャルジェ将軍は実在の人物です。ということは、ジャルジェ将軍の奥さんってそういう人だったん?

でも、前に調べたことがあるんですが、実在のジャルジェ将軍と「ベルばら」のジャルジェ将軍は一致しない部分もあり、あくまでも「モデル」として事実にはこだわらないで物語の中での役割を重視したんだろうなと思ったので、このエピソードも創作かも…。

とりあえず、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールはロレーヌの出身には違いない。

そしてジャルジェ将軍を調べてみます。
ネットで検索しても、ほとんとベルばらがらみ。奥さんの事は、1787年に再婚したらしい、としかわかりません。でもそれ、革命前なので、ベルばらの内容とは違っています。

それ以上わからないので、「ジャルジェ」の綴りをコピペして検索にかけました。
そうしたらフランス語のWikiとか、いくつかのページがヒット。

とりあえずWikiを見て見ました。両親の名前と出生年月日はわかります。それから軍歴らしきものがずらずらと。
そして、ついに最初の結婚の記事を見つけました。
名前も素性も全然違う〜〜〜。
相手はBourcet将軍の姪、Marie-Anne Louise Bourcet de la Saigne。
そしてどうも1876年に亡くなったらしく、翌年Louise Marguerite Émilie Henriette Quetpée de Labordeという未亡人と再婚。この人はマリー・アントワネットの侍女をしていたそうです。そして娘のLouise Antoinette Laure HinnerはのちにLaure de Bernyという名前になって、作家のバルザックの友人になったそうです。

ということは、この外伝の物語は完全に創作だったんですね。しかもロレーヌ公国継承問題を絡めてこんなストーリーを作るなんて、ずいぶんおもしろいことをするものです。

ちなみに、フランス語でジャルジェ将軍のフルネームを検索しても、やっぱりベルばら、オスカルがらみのページがたくさんヒットする…。

とりあえずWikiのページ
https://fr.wikipedia.org/wiki/Fran%C3%A7ois_Augustin_Regnier_de_Jarjayes
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