煌々とした星の下に座り込む
横には友があり 間には酒と食物を鎮座させ
互いの腕を交差するようにからませ杯の酒を飲みほす
そして天にかかげるように器を挙げて宣言の代わりに笑いあうのだ
酒精を込めた言葉を縦横に交わし言葉を飛び合わせ
やがて激流のようにぶつかりあうならば酒を飲み感情の流れを緩める。
ふと上を覗きこむと大河のような星々が夜空を流れ
両端に向かいあうような二つの星が大きく輝く
それをを指差しまるで自分達だと赤ら顔で言葉を紡ぐと
友は一節の詩を歌いあげる
天の川のような美酒が流れ
友とともにそれを語り、酒を飲む
古今至上の幸の一つなり
自分も詩で返答する
天の星と酒を肴に友と語りあえば
美女も我らの言葉の川に浮かぶ
一片の木片と変わらず
大きく笑いあい そして酒を杯に盛る
言の葉のように空には無数の点光が灯し
日の光にかき消されるまでいつまでもそこに在った
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