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2015年02月26日20:25

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詩『戦死する自分に捧げる詩』

爆轟の中で目を覚ましあるいは瞳閉じ

あの歌声は、銃火の叫びで塗られ

喘ぎと怨嗟 祈り それで心は満つり

ここにはそれしかない

あいつは死んだ 一つの足残して消えた。

それ以外は赤い土へと成り果てた

ネズミに齧られた仲間が一声あげると

くぐもった悲哀の合唱は壕の中で木霊する。

誰かも知らない奴を撃たれ

誰かも知らない奴に穿たれ

誰も知らない壕で死んでいって

誰にも看取られず命灯は消えて

終わりも知らず この先も知らず

溶けていく 消えていく

残るは名誉と言う砂の一握り

負ければ消えて ただヘイトだけ

涙と悲しみを肴に酒を飲むお前ら

は屈辱に泣ける幸せなお偉方

白骨は風に流され 削られ

骨片が銃に込められて

忘れたころにまた殺しあいが始まる

繰り返し 繰り返し 繰り返し

自称愛国者 に愛を乞う 哀国歌が今日も流れる


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