mixiユーザー(id:60260068)

2015年02月13日13:31

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詩『アーカイブルーな空から』


どこまで続くのか高い空から
あたたかみのある白い花びらが
身をなげるように舞いおりる
一瞬が連なって
ぎこちない映写機は
青白い幕の中心に真白をやわらかく映して
また、ぼやけて消えて
乾いた枝のあみ目から
遠くかすかに耳もとに、声
姿はなくとも聞こえる歌の意味を
なんとなく覚えている
ただ、最後はどうだったのか
青い空を見あげよう
花びらは舞いおりて
また、ぼやけて消えて




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