mixiユーザー(id:60260068)

2015年02月10日11:42

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詩『光合成』


大きな川の土手にぼくらは寝そべって
青い空にはりついていた
若草の剣先が重なる音にさそわれて
ぼくらの境はなくなって
きみもぼくも草原や空にしみこんで
風になっていたんだろう
ふと目が開いて
火星の景色か
草の目になったか
きみを起こすと
顔に太陽がうつりこんでいて
明日がこわいとふたり大笑い



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