ここ数年恒例化した東京交響楽団のMUZAジルベスターコンサートに今年も行った。
会場はもちろんミューザ川崎で、15:00開演である。昼過ぎに家を出たら思いのほか暖かい。
川崎に着き、ラゾーナ川崎内で時間をつぶして会場へ。大晦日のラゾーナは賑わっていた。
さて、本日のプログラムは次のとおりである。
【第一部】
・チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」からポロネーズ
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
【第二部】
「珠玉のミュージカル・セレクション」
・「リトルナイトミュージック」より「ナイトワルツ」
・「美女と野獣」より「愛せぬならば」
・「リトル・マーメイド」より「パート・オブ・ユア・ワールド」
・「ライオン・キング」より「終わりなき夜」
・「アナと雪の女王」より「ありのままで」
・「ピノキオ」より「星に願いを」
・「アナと雪の女王」より「生まれてはじめて」
・「オペラ座の怪人」より
−「第1幕オーヴァーチュア/マスカレード」
−「オペラ座の怪人」
−「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」
・「レ・ミゼラブル」より「オン・マイ・タウン」
・「ジキルとハイド」より「時が来た」
・「ミス・サイゴン」より「世界が終わる夜のように」
・「エリザベート」より「私だけに」
・「レント」より「シーズンズ・オブ・ラブ」
指揮:秋山和慶
管弦楽:東京交響楽団
ピアノ:斎藤芹香 (第一部)
ヴォーカル:井料瑠美、昆夏美、テノール:高野二郎、バリトン:大山大輔 (第二部)
コーラス:昭和音楽大学/洗足学園音楽大学 (第二部)
オルガン:近藤岳 (第二部)
佐山雅弘トリオ(ピアノ:佐山雅弘、ベース:川村竜、ドラムス:大坂昌彦) (第二部)
司会:梅田陽子
楽しいプログラムである。前半はクラシックアワーで、チャイコフスキーのお馴染みの名曲を聴く。「エフゲニー・オネーギン」はチャイコフスキーの名曲がつまった歌劇だが、その中からポロネーズで演奏会が始まった。文化功労者の秋山さんの指揮も素晴らしく、楽しいコンサートが幕開けだ。
ピアノ協奏曲第1番のソリストは斎藤芹香さんで、今日初めて聴くが、昨年度のMUZAソリストオーデション合格者ということで、現在桐朋学園の4年生である。フレッシュなピアニストだ。指揮者の秋山さんから見れば孫の世代である。ピアノはしなやかに軽やかに弾いていて、なかなかいい感じであった。秋山さんの方は、ピアニストに「自由に弾いていいよ。オケはきちんと合わせてあげるから」といったのかどうかは分からないが、さすがなサポートであった。いい感じで前半を終えた。
後半はミュージカル音楽特集である。ミュージカルやディズニー映画は普段から積極的に観たり聴いたりしていないので、今日は新鮮な気持ちで聴くことが出来た。(といっても、聴いたことがあるような曲がやはり多い。どこかで耳にはしているのだろう。) 映画自体は観ていないのに、これでもかと耳にした「ありのままで」も、1年の最後に生で聴くことになってしまった。井料さんの「ありのままで」は、貫録あるエルサという感じで(?)楽しかった。圧巻は「オペラ座の怪人」だった。これは仮面をつけたコーラス隊のパフォーマンスともども見応え/聴き応えがあった。後半も楽しすぎる時間だった。これからは、たまにはミュージカルにも接してみようかという気にもなった。
司会の梅田さんも昨年同様の登場だ。今日の主役は第二部の歌手陣4人ということか、4人のトークを交えて進められた。最後の方では秋山さんのお話しもあったが、今日は控え目だった。(昨年は鉄道の話をはじめて止まらなくなりかけたので、今日は自粛?)
最後にアンコール演奏で、「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」を全員で歌い盛り上げて締め括った。
ジルベスターコンサートならではの楽しい時間を過ごして会場の外に出ると、すっかり暗くなっているのに、昼のポカポカ陽気の余韻か、「少しも寒くないわ」
川崎駅から(普段と変わらない)南武線で帰った。明日は朝から実家に帰省予定である。
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