■獺狐余話(133)　/　「転ばぬ先の杖 / 備えあれば憂いなし」

●2014年12月25日(木)　　　曇り

　▼「ナラトさん。
　　　きのおの、保険、結局、更新したんですか？」

　　「それがね、同じ内容で、契約を更新するよりも、
　　　『火災保険』は、掛け捨てタイプにして、
　　　新たに『傷害保険』の積立型に加入しては、どうかって、勧められたんだ・・」

　　「なんですか、『傷害保険』ちゅうのは・・・」

　　「病気が対象の『入院保険』とちがって、ケガが対象で、
　　　ケガで『通院』１，０００円、『入院』２，０００円、『死亡・後遺症』１００万円の
　　　保障で、夫婦で、５年契約の場合、月額保険料は６，０００円らしい・・。
　　　『積立型だから、満期返戻金は確定で３０万円あって、お得です・・』って
　　　言うんだ・・」


　　「そしたら、『火災保険』は、どうなるのですか・・」



　▼「こっちのほうは、従来と同じ保障内容の掛け捨てにすれば、５年間分を
　　　　一括前払いすると、保険料は約２万円。

　　　今までは、『火災保険』は月々、約５，０００円の保険料を支払っていたから
　　　１年６万円、５年で３０万円の支払いで、もどってきたのが２５万円。
　　　差し引き、５万円の実質保険料。

　　　新しい契約では、５年間で、『傷害保険』３６万円、『火災保険』２万円の
　　　合計、３８万円の保険料で、返戻金が３０万円。
　　　実質保険料は、８万円と、前より３万円、保険料は高くなるが、
　　　これからは、転んでケガすることもあろうから、３万円(月々にすれば、５００円)の
　　　『傷害保険』が有利・・、そんな説明だった・・・」


　　「ふーむ、そうですか・・。　で。　結局は、新しい『火災保険＋傷害保険』の組み合わせの
　　　契約をすることにしたんだ・・」


　▼「ボクとしては、奥さんが毎朝、出かけるときに、『あわてて、階段で転ばないように・・』
　　　って、声をかけてるとおり、妻の『傷害保険』も含まれているので、いいかなぁー、って
　　　思ったんだ・・・。　そして、この件を妻に、報告したんだ・・・」

　　「奥さん、喜ばれたでしょう・・・」

　　「それがね、
　　　『あんた、その保険料の引き落とし、あんたの口座じゃなくて、
　　　あたしの口座から引き落としされるの、知ってた・・・？』と
　　　突っ込まれたんだよ・・」
　
　　「でも、奥さん。
　　　コープエイシスが、来年の『カレンダー』とタオル、置いていったでしょう・・。
　　　『あれ、このカレンダー、居間に使えるじゃないの！』とゆうて、喜んでましたよ・・」
　　　
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