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2014年11月30日20:17

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【音楽】 東京交響楽団演奏会@初台

昨日の雨も上がり、やや暖かい晴天の日。今日は東京交響楽団の演奏会を聴きに東京オペラシティに行ってきた。

本日のプログラムは次のとおりである。

 ・ショスタコーヴィチ:バレエ組曲「黄金時代」
 ・アルチュニアン:トランペット協奏曲
 ・チャイコフスキー:交響曲第1番「冬の日の幻想」

  (指揮:秋山和慶、トランペット独奏:澤田真人)


今年度の文化功労者に選出された秋山和慶さんの指揮で、ロシア系の作曲家の作品を堪能した。

最初はショスタコーヴィチのバレエ曲「黄金時代」の、序奏、アダージョ、ポルカ、踊りの4曲からなる組曲である。もともとコミカルな曲であるが、CDではなんとなく聞き流している感じで、「ポルカ」以外はあまり印象に残っていなかったが、改めて生演奏でじっくり聴くと、やはりこれはとても楽しい曲である。ソビエトのサッカーチームが、国際試合にて資本主義側の妨害にも負けずに勝利して、最後は民俗舞踊で盛り上がる、というストーリーらしい。ソビエト側は堂々とした音楽、相手側はコミカルな音楽、となっているようだが、そういえば全曲版もCD持っていた。あとで聴いてみよう。秋山さんの指揮もパワフルで素晴らしかった。

続いては、アルメニアの作曲家アルチュニアンのトランペット協奏曲である。アルチュニアンの作品の中では比較的有名な方だと思うが、実は私はこの曲しか知らない。生で聴くのは初めてだ。ちなみに、アルチュニアンは2012年に亡くなっている。今日のトランペット独奏は東響団員の澤田さんだ。アルメニア民族色豊かで、冒頭のどこか哀愁の漂うようなトランペットのメロディーから入り、美しく、また華やかに展開する。独特のメロディーが耳に残る曲だ。トランペットの澤田さんは、今日は協奏曲のソリストなのだからもっと堂々としてもいいのに、ちょっと控え目な感じに見えたのは気のせいだろうか。演奏は素晴らしかったし、十分に楽しむことが出来たけど。


休憩のあとは、チャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」だ。これから冬本番に近付いていく今の季節には相応しいかもしれない。チャイコフスキーの交響曲は後半3曲(特に6番)は生でも何度か聴いているが、第1番を生で聴くのはおそらく初めてだ。そのためか、結構新鮮な響きに聞こえた。第1楽章は「冬の旅についての夢想」、第2楽章は「荒野の土地、霧の土地」という標題が付いているが、それも含めて広大なロシアの大地を旅しているような感覚で聴いていた。ちょうどシベリア鉄道にでも乗っているような気分だ。

第1楽章は、ウラジオストクからいよいよシベリア鉄道で旅立ちの時だ。列車はまずはイルクーツクに向けて進んでいく。第2楽章はバイカル湖のあたりだろうか。第3楽章では西シベリア平原あたりだろうか。広大なシベリアの大地を列車は進んでいく。第4楽章で「咲け、小さな花よ」(というらしい)のメロディーに乗って終着のモスクワに到着する。第4楽章のはじめから出てくるこのメロディーが徐々に盛り上がり最高潮に達するところが好きなのだが、この部分ではリズムを刻む音もよく聞こえ、まるで列車のレール走行音のようだ。あれ? 指揮者が秋山さんだと、なぜかこんな風に聞こえてしまう(笑)。


アンコールは何をやるのかと思ったら、美しい曲! スークの弦楽セレナーデの第1楽章だ。(どうせチャイコフスキーのあれあたりかなと思っていたら、予想外の曲だった。)

今日のプログラムは、あまり演奏される機会が多いとは言えない作品だが(そうでもないかな)、それぞれの曲の良さを引き出した演奏で、(いつものことながら)楽しい演奏会だった。
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