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2014年10月30日16:24

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詩『体内の激闘』(しばり詩第ニ段・恋)


突然
レンズの焦点がど真ん中で合い
俺の目蓋は縫いつけられる
首はロボットになり
対象を追って水平に回転する
俺の中心に太古から存在する炎のタネが
プラスチックの殻をやぶって
一気に蜂起する!
出来たての理性が肺の城壁で抗って炎上!
心臓は真っ赤な血をおくり出し
戦闘の燃えかすは気管から排出される
ため息
対象が去っても焦点は動かず
ぼやけた白い影に赤い靄がかかる


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